シーズン序盤から波に乗れずにここまで来た大分にとっては正念場だ。J3降格圏の18位との勝点差は『6』。直近3戦は1分2敗と勝利がなく、調子を落としている状態が続く。
前節・千葉戦は相手に対策されて苦しい時間帯を過ごしていると、39分にミスから失点を喫する。修正して追撃するも、ゴール前を固める相手をこじ開ける術がなく、最終的に0-2で敗れた。課題である攻撃の構築とともに、長沢 駿や渡邉 新太らストライカーが負傷離脱中であることが、得点力不足をさらに深刻なものにしている。
さらに今節は、3バックの右を務めるペレイラが累積警告による出場停止で不在。前節に続いて野嶽 惇也も出場停止で、前線と後方がリソース不足の中、片野坂 知宏監督がこの事態をどう乗り切るかが注目される。前節に続いてホーム戦であり、連敗は許されない状況だ。
一方の山形は前節、優勝争い中の横浜FCをホームに迎えた。1-2で敗れたものの、その前までは3連勝を含む4戦無敗と、急ピッチで勝点を積み上げていた。J1昇格プレーオフ圏の6位との勝点差は『8』。これを縮めるために、アウェイであろうが勝点3を狙いたいところだ。第27節・長崎戦から2戦連続でゴールを挙げていたディサロ 燦シルヴァーノが前節でメンバー外だったことは気がかりだが、イサカ ゼインは好調を維持しており、前節も開始早々に得点を決めている。
1試合の重みが増していくシーズンの最終盤。ひたむきに上を目指すしかないチームによるぶつかり合いで、どちらに軍配が上がるか。
[ 文:ひぐらし ひなつ ]
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