15位の山形は明治安田J2第16節・秋田戦まで無得点で3連敗となっていたが、前々節・熊本戦では最後にPKを獲得して1-0で勝ち切り、前節・群馬戦は多くのチャンスを作りながらスコアレスドロー。このアウェイ2試合での勝点4は悪くはないが、ここまでの不振を挽回するには物足りない結果に終わった。
ただし、ここ2試合はともに無失点。一時期失点が続いていたセットプレーも含めて、ゴール前での粘り強さが戻ってきた。さらに、前節は15本のシュートを放ちながら無得点に終わったが、一時期失われていたゴール前での迫力や仕掛ける積極姿勢をようやく取り戻せた一戦になった。調子は間違いなく上向いている。この流れでチャンスを得点に変換するのが今節最大のミッションになる。
大分はゴールデンウィークの入り口で今季初の連勝を実現したあと、4戦連続のドローと足踏みが続いていた。そして迎えた前節は徳島に1-2、7試合ぶりの敗戦となった。前半に劣勢の流れのまま先制を許すと、後半の早い時間にも失点。反撃はその直後の1点にとどまった。この試合で2失点目を喫した直後に小酒井 新大が、1点差で追っている終盤には藤原 優大が退場処分となり、ともに今節は出場停止。さらに、保田 堅心もU-19日本代表の活動で不在となる。これまでも腐心のやり繰りが続いていた選手起用はさらに厳しい状況となる。今節はまさに正念場だ。
山形のホームで行われた昨季のJ2第16節では山形が5-0で大勝するなど、このカードは山形がクリーンシートで3連勝中。互いに相手を見ながら駆け引きできるチームなだけに、どの一瞬で局面が変化するか、目が離せない90分になる。
[ 文:佐藤 円 ]
