それに向けて、チーム状況も前向きだ。主力に複数のケガ人が出ているが、替わりにチャンスを得た選手や新加入の渡邉 りょうらが遜色ない働きを見せ、内容的にも収穫のある勝ち方が続いている。須藤 大輔監督も、これが一時的な好調ではなく「本当に細かいこと、薄皮1枚1枚を積み重ねてきた作業が、やっと徐々に実を結んでいる」と捉えている。
アウェイの鹿児島にとっても、昇格に向けて今節の重要性は藤枝と同様だ。直近7試合は4勝3敗。序盤戦と比べると負けが増えており、首位の座も安泰とはいえない中で、好調な藤枝を叩くことができれば、良い流れを取り戻すきっかけにもなる。
前回の対戦では、鹿児島が前線の技術や強さで優位に立って、2-0で勝利した。藤枝も守備陣のインテンシティーを強化してきた中で、鹿児島が今回もそこで上回ることできるのか。逆に藤枝が相手の強みを封じて自分たちらしくボールを支配し、鹿児島の堅守を崩せるか。キックオフ直後から目が離せない激しいバトルが局面、局面で繰り広げられ、そこで優位に立てたチームが結果を手にする可能性も高められるだろう。
[ 文:前島 芳雄 ]


