しかし、前節は大熊 裕司監督の掲げる『縦に速いサッカー』の片りんが垣間見えた。魚里 直哉、楠 大樹の両サイドが積極的に上下動し、チャンスメーク。FC東京から育成型期限付き移籍で先月加入した安田 虎士朗も、周りの選手と違和感なく連係できた。守備陣も失点シーンを除けば、固くなりつつある。何かもう1つきっかけがあれば、良い方向が見いだせそうな状況だが、この試合で“きっかけ”をつかめるか。
対する奈良は明治安田J3第5節・八戸戦で勝利したものの、ここまでは引き分けが多く、勝点7の10位。前節・金沢戦は後半に一時逆転したが、終了間際に同点ゴールを許してしまった。いまひとつ波に乗り切れない中で、今節は岡田 優希、西田 恵と宮崎を古巣とする攻撃的な選手たちが相手の守備をどのように崩すのかに注目したい。
[ 文:高浜 確也 ]


