前節、琉球は福島と対戦。終了間際に富所 悠がPKを決めて3-3の同点に追いつく粘りを見せた。平川 忠亮監督は「ボール保持の質とゴール前の迫力」と課題を認識しつつも、交代策が功を奏した後半の攻撃活性化を評価している。この試合で2ゴールを挙げた富所 悠とともに、先制ゴールの高木 大輔、2アシストの荒木 遼太の連係が実り、チームの攻撃力は上向き傾向にある。
一方、長野は前節、松本との“信州ダービー”を1-0で制し、4試合ぶりの勝利を挙げた。開始直後に進 昂平が決めた先制点と、守備陣の集中力が勝因。特に大野 佑哉の守備は秀逸で、相手エースを封じた点が光る。課題は攻撃面であり、今節はセットプレーの精度と追加点への工夫が求められそうだ。得点のバリエーション拡充が上位進出への足がかりとなる。
長野は15位、琉球は16位と順位は近く、勝点差も『1』というきっ抗した構図で迎えるリーグ中断前最後の一戦。互いに[3-4-2-1]の布陣を採用しており、ミラーゲームの様相を呈する中、細かな駆け引きと修正力が勝敗を分けるカギになりそうだ。中断明けへ勢いを持ち越すべく、両チームともに勝利への執念をぶつける。
[ 文:仲本 兼進 ]
