湘南は勝利、もしくは引き分け以下の結果となっても磐田対FC東京次第でプレーオフステージ進出が決定。福岡は勝利した上で、磐田対FC東京が引き分けとなった場合に突破が決まる。
両チームともにリーグ戦は苦戦している状況で、ともに今季の勝利は1つ。福岡が勝点差2をつけて、17位・湘南より3つ上の14位につけている。このJリーグYBCルヴァンカップでの勝利、そしてグループステージ突破という結果はリーグ戦にも好影響をもたらすはずで、両チームにとって非常に大事なゲームと言えるだろう。
福岡はDグループ第4節・磐田戦で2-1の勝利。後半序盤に先制を許したが、ルキアンと重廣 卓也が今季初ゴールを挙げた。直近の明治安田J1第9節・C大阪戦から十分な間隔が空いているが、勢いを大事にする長谷部 茂利監督が、磐田戦のメンバーを軸とした先発構成とする可能性は十分にある。ただし、ルキアンと重廣は磐田戦から4日後のC大阪戦にそろって先発しているので、今節はベンチスタートになる可能性が高いと見るが、どうなるか。
福岡で注目選手を挙げるなら、まずは磐田戦で2ゴールに絡んだ北島 祐二。福岡のアカデミー出身のドリブラーはセットプレーのキッカーも務めるなど、キックの精度も上げてプレーの幅を広げ、あまり得意ではなかった守備も確実にレベルアップ。磐田戦の活躍で勢いに乗っており、今節の活躍も期待できる。
リーグ戦での自らの立ち位置を変えるため、モチベーション高く臨むだろうと期待するのが金森 健志。金森はリーグ戦での途中出場が先発を上回る5試合となっており、先発の座を確保するためにも今節で得点に絡む仕事をしたい。最もアピール効果が高いのは得点で、今季初ゴールをそろそろ取りたい。
湘南の注目選手はやはり池田 昌生になる。池田はルヴァンカップで3試合連続得点中。福岡の守備陣は細かい部分での対応実績が不十分なので、そこをうまく利用して4戦連発を狙いたい。
もう1人の注目選手はウェリントン。福岡は2015年途中から3シーズン在籍した古巣であり、ベスト電器スタジアムは慣れ親しんだピッチだ。そこで今季初ゴールを決めることができれば、個人的にも波に乗れるはずだ。
2月23日の前回対戦は3-1で湘南が勝利。前半に山田 直輝、杉岡 大暉、終了間際に大橋 祐紀がダメ押しゴール。福岡の唯一の得点は城後 寿が終盤に挙げた。
リーグ戦での重要課題が攻撃面、得点力にあることで共通する両チームは、その攻撃の糸口が高い位置でのボール奪取からのショートカウンターにあることも共通する。得点につながる形をどちらがうまく表現できるかが、勝負を分けるポイントになるはずだ。
[ 文:島田 徹 ]


