エディオンスタジアム広島で迎える第2戦は、広島が3-2でリードした状況でスタートする。よって広島は第2戦で引き分け以上の結果を得ると、決勝進出が決定する。敗れた場合においても0-1、1-2のスコアであれば、アウェイゴールの差で広島の勝ち上がりが決まることになる。
つまり、福岡が勝ち上がるためには最低でも2得点が必要になるため、まずアウェイチームがどんな仕掛けを打ってくるのか注目だ。第1戦はメンバー外となった山岸 祐也、途中出場したルキアンを先発起用するのか、第1戦で2得点を挙げたフアンマを継続して起用するのか。先制点を奪うことが極めて重要になる中で、長谷部 茂利監督は前線をどう構成していくのだろうか。
迎え撃つミヒャエル スキッベ監督は、悠然と構えている。
「自分たちのサッカーをすることが重要になってくると思います。どういうサッカーをするかは、もちろん点差の問題もあるので、その都度で変わってきます。自分たちのやることはできるだけ自分たちのゴールから相手を遠ざけること。ただ、相手もフィジカルに優れた相手なので、本当に最後の最後まで気を抜けない面白い試合になってくると思います」 FWのドウグラス ヴィエイラは「勝ちにいかないといけない」と話す。
「今季は良い結果を出していますけど、それはどの試合も勝ちにいっているからだと思います。第2戦もこれまでと変わらずに勝ちにいく気持ちが大事だと思います」 広島が先制点を奪うことができれば、福岡をさらに苦しい状況に追い込める。
DFの塩谷 司も最初から守りを固めるつもりは毛頭ない。
「第1戦で勝っているからといって守りに入っちゃうと、押し込まれて、押し込まれて、第1戦の最後みたいになってしまう。ラインを高くコンパクトにして、攻撃的にやっていけばいい」 立ち上がりからお互いにハイプレスを掛け合う中で、福岡はパワフルに縦へ鋭い攻撃を仕掛け、広島はボールを速く動かしてゴールに迫っていくはずだ。まずは最初の15分間でどちらが上回っていくのかを注視したい。
10月22日に国立競技場で行われる決勝の舞台を懸け、最後まで目の離せない激しい戦いが繰り広げられる。
[ 文:寺田 弘幸 ]