横浜FCは直近のリーグ前節・京都戦に1-4で敗れた。第3節から3連敗となり、リーグ戦ではいまだ勝星がない。主将で守備の要のガブリエウが左ひざ前十字じん帯損傷で長期離脱して以来、ここ3試合で10失点と失点が多いのが最も大きい要因だ。
ルヴァンカップCグループ第1節・広島戦は、「リーグ戦のメンバーに入れない選手たちにとってのアピールの場」(四方田 修平監督)と位置づけて、完全ターンオーバーで臨んだ。しかし、広島戦には1-3で敗れ、その後リーグ戦で抜擢された選手もおらず、底上げにはつながらなかった。今回は事情がさらに切迫している。この神戸戦は「リーグ戦につながるものにしたいという比重が大きくなる」(四方田監督)。つまりアピールの場というよりも、チームの立て直しが大きなテーマになる。試合間隔が前後1週間空くこともあり、リーグ戦での主力を中心に臨むことになりそうだ。
右SBの中村 拓海がU-22日本代表の欧州遠征に招集されたため、広島戦に続いて明治大卒ルーキーの林 幸多郎が起用される見込み。U-21選手には横浜FCユースから今季昇格を果たした高塩 隼生が抜擢されそうだ。高塩はスピードを生かしたドリブル突破によるチャンスメークが魅力で、昨年はU-18日本代表に選出された有望株。また最も新戦力出現が期待されるCBでは、188cmの長身で左利きのマテウス モラエスにチャンスが与えられるかもしれない。
一方、神戸はリーグ前節・鳥栖戦に1-0で勝利。前々節・浦和戦に敗れたショックをすぐに払しょくし、しっかりと首位を固めた。神戸も守備の要のCB菊池 流帆が左ひざ前十字じん帯損傷で離脱したが、本多 勇喜と山川 哲史のCBコンビが2試合で1失点と奮闘。とはいえマテウス トゥーレルがケガで出遅れていることもあり、J2町田から高橋 祥平を期限付き移籍で獲得した。早速この試合での出場が注目される。
神戸もルヴァンカップ初戦の名古屋戦を大幅にターンオーバーして臨み、0-2で敗れたものの、その後井出 遥也や泉 柊椰がリーグ前節・鳥栖戦で抜擢されて活躍している。神戸にとってはリーグ戦の良い流れを継続しながら、ケガや疲労を抱えた選手を休ませて新戦力にチャンスを与えていくことになりそうだ。
[ 文:芥川 和久 ]
