横浜FMの準々決勝の相手は、ルヴァンカップで何かと縁のある札幌。アウェイで行われた第1戦は2-3の逆転負けで落としたものの、第2戦では水沼 宏太が1ゴール1アシストを含む全得点に絡む活躍もあって3-0の勝利を収め、3年ぶりのベスト4進出を決めた。
横浜FMは4ゴールで得点ランクトップタイの植中 朝日ら若手の起用を交えつつ、グループステージから戦ってきた。しかし、22年ぶりのリーグカップ優勝に近づいたことで、「準決勝を勝ち進めば、その次は決勝。そこに勝てばタイトル。自分たちはそのチャンスを得ている」(ケヴィン マスカット監督)と、準決勝からは主力を惜しみなく投入することが予想される。
その中で心配なのが、「CBにチャレンジを強いられるシーズン」と指揮官が語るケガ人の状況。メディアに公開された7日のトレーニングでも、3日のACLグループG第2節・山東泰山戦で途中出場したエドゥアルドが別調整でグラウンドに姿を見せなかった。「足に気になる箇所がある。彼は長い時間プレーを続けていて、その蓄積からきているのかは分からないが、1日、2日は様子を見る。その結果を待っている」(ケヴィン マスカット監督)と、第1戦に間に合うかは不透明だ。
エドゥアルドの出場が見送りとなれば、山東泰山戦で好パフォーマンスを見せた角田 涼太朗は当確で、残り1枠は上島 拓巳か實藤 友紀の選択となる。いずれにせよ、先発起用された2人が好調のホセ カンテなど浦和の前線をどう抑えるかがポイントとなる。
対する浦和は、アウェイで行われた準々決勝第1戦・G大阪戦を1-0で制すと、ホームでの第2戦も3-0で快勝。盤石の戦いぶりで3年連続となるベスト4進出を決めた。
ここで気になるデータがある。近年の横浜FM戦はアウェイの戦績が悪く、2019年から5連敗中。いずれも複数失点を喫しての敗戦なだけに、リーグ随一の堅さを誇るアレクサンダー ショルツとマリウス ホイブラーテンの2CBが、リーグ戦最多得点を誇る横浜FMのアタッカー陣の多彩な攻撃を食い止められるかが焦点となる。逆に2020年以降、横浜FM戦無敗のホーム・埼玉スタジアム2002で第2戦を戦えることを踏まえれば、たとえドローに終わっても価値のある結果と言えそうだ。
[ 文:大林 洋平 ]

