ニッパツ三ツ沢球技場で行われる1stラウンド3回戦は、トップカテゴリーに位置する横浜FCと町田のカードに。3月8日に同会場で行われた明治安田J1第5節以来、今季二度目の対戦となる。
ホームの横浜FCは、今季途中加入の山田 康太とルキアンがチームに合流して以降、しばらくリーグ戦のメンバーを固定して戦う期間が続いた。しかし、出場機会に飢えていた櫻川 ソロモンや村田 透馬、室井 彗佑らアタッカー陣が、練習やカップ戦で好パフォーマンスを発揮したことで徐々に序列がアップ。今季初の3連敗を喫した中で迎えた第16節・福岡戦でリーグ戦においてそれぞれ久しぶり、もしくは初めての先発となり、勝利をつかんだ。続く第14節・川崎F戦では接戦の末に惜しくも敗れて連勝は逃したが、中2日の厳しい日程で臨んだその次の第17節・湘南戦では再びメンバーを入れ替え、ルキアンが古巣相手にゴール。3試合ぶりに先発出場した福森 晃斗もセットプレーで存在感を発揮してコンディションの復調をアピールし、チーム内の競争が徐々に加熱しつつある。
3回戦まで中3日、またその後のリーグ次節・柏戦も中3日となるため、ある程度先発選手の変更が予想される。ベンチやメンバー外が続く選手にとっては序列を変える大きなチャンスであることは間違いない。特にダブルボランチについては、キャプテン・駒井 善成のコンディションが万全ではなく、今後夏場を迎えることを考えても、小倉 陽太や熊倉 弘貴の力は必要不可欠。「ホームで試合ができることを考えても、やっぱり負けたくはない」と四方田 修平監督も意気込み、総力戦で負けたら終わりのゲームに臨む。
対する町田は、ダブルボランチの組み合わせ以外で大きな入れ替えはなく、レギュラー組以外の突き上げが待たれる。
リーグ前節は、2位の柏相手に3-0で完勝。しかし白星獲得は4試合ぶりで、リーグ戦では第6節・新潟戦までの3連勝を最後に連勝を果たすことができていない。徐々に首位との勝点差が開きつつある中、公式戦での連勝を収め、勢いに乗りたい。
3月に行われた同カードでは、[3-4-2-1]が対峙するミラーゲームだった上、ロングボールを活用した攻撃と似た要素がそろう相手に、町田がクオリティーと強度の高さを見せつけた。中でも、途中出場で均衡を破る活躍を見せたのが、大卒ルーキーの桑山 侃士。今回の対戦で同じ相手に再び結果を残すことができれば、先発奪取に向けての大きな自信にもつながるはずだ。
約2カ月ぶりの再戦は、横浜FCのリベンジか、それとも町田の“連勝”か。プライドを懸けた一戦に注目したい。
[ 文:青木 ひかる ]
