Jリーグ百年構想 芝生の学校応援企画
秋田県湯沢市 湯沢保育会岩崎保育園
わたしたちの芝生校庭自慢
| 平成16年 6月中旬 | 園児の保護者の親戚で造園業を営まれている方より、園庭の芝生化の提案を受ける。 費用負担と生育管理は造園業者の負担、工事の一部を保護者の有志がお手伝い、工事後の散水は保育園で行うという内容で計画を進める。 |
|---|---|
| 7月中旬 | 3日間でティフトン芝による1,000m²の芝生工事を行う。その後、約2ヶ月の養生期間を設ける。 |
| 9月上旬 | 芝生の生育が20%ながら、庭園を開放する。 |
| 12月〜平成17年3月 | 積雪により庭園は閉鎖。 |
| 平成17年 4月〜10月 | 4月より庭園を開放。当初の生育は不良だったが、7月下旬より急激に良くなる。 |
| 平成18年 5月中旬 | 完成予定 |
保育園に行って驚きました。土が固く締まり排水が悪く、ところどころに角の尖った砕石が転がり、とてもグラウンドと言えるものではありませんでした。ちょうどその頃、東北では生育しないと言われているティフトン芝でグラウンドを試験的施工したいと考えており、庭園の芝生化は保育園側も私もプラスになることと判断し施工させて頂きました。ティフトン芝の扱いは初めてで、施工は問題無かったのですが、その後の生育管理がうまくいかずに3ヶ月ほどで完成するものが1年以上かかってしまいました。ですが、現在の状況は十分に満足のいくものになり、ほっとしていますし、園庭を見るのが楽しみになっています。
保護者の声
これまでの子供の送り迎えと違い、土色だった庭園が日を追うごとにどんどん緑の芝に変わっていく様子には心がときめきました。今では、ふかふかの芝生の上を歩くのが楽しみになっています、とても気持ちのいいものです。
園長の声
芝生にしたおかげで、水溜りが無くなり、転んでも擦り傷等の怪我をすることも無くなりました。ボールを使って遊んだり、裸足で駆け回ったりする子供たちを安心して見ていられます。他の保育園や幼稚園には無いすばらしい芝生の庭園があることは自慢の一つです。
岩崎保育園芝生園庭
岩崎保育園 全景(H17.10撮影)中央の白く四角い部分は消火訓練の跡
消火訓練の様子
園庭を芝生にしたら・・・
芝生化の前
芝生化の後
芝生の庭園で遊ぶ園児たち(H17.10撮影)
転ぶことが少なくなり、転んでも擦り傷などの怪我が無くなり、安心して遊ばせることができます。また、裸足で遊ぶこともあります。
以前は、前日の雨でさえ水溜りが残り土がぬかるむために、当日がお天気でも外で遊ばせることができませんでした。今では、雨があがれば、すぐに遊ばせることが出来ます。
夏の乾燥した風の強い日でも、砂埃が飛ぶことがありません。
芝生園庭が出来るまで
重機作業のような大きな作業は業者が行い
整地や芝生の植付は保護者の有志がお手伝い
子供たちが見守る中で・・・
もうすぐ完成、で余裕の表情
面積は約1,000m2、山砂+土壌改良材の客土を敷き均し、芝生はティフトン416を使用、3日の工期で終わらせました。 その後の散水作業は保育園で行いました。
芝生園庭が出来るまで
「ティフトン芝ってなに?」
校庭の芝生化やターフグラウンドに興味を持ち始めた頃、今まで聞いたことの無い芝生の名前が・・・。で、調べてみると、成長(回復)が早く、高温・多湿に強く、ベントに比べると管理も容易。この芝生は最高だ!
「秋田じゃ育たないよ。」
さっそく手配しようと取引先に問い合わせると、寒さに弱いので北限は福島県南部ぐらいとの答え。えっ!
「やってみなくちゃ分かんないだろ。」
岩手の知人が試したところ全然だめという訳じゃない事が判明。土壌改良材・肥料・客土などの配合や種類を変えて試しました(詳細は企業秘密)。あれ、うまくいくかも!
「いいですよ。」
なるほど、雪の多い湯沢でも育つことが実証できました。でも、人が入らない試験地と違い、校庭やグラウンドは人が“使う”ところ。悩んでもしょうがない、岩崎保育園に試験施工をお願いしたところ、快く了解を頂きました。ありがとうございました。
「がんばれ!」
期待と不安が入り混じった気持ちで、施工終了。がんばれ、ティフトン。
「おかしいな?」
夏の暑いときにぐんぐん伸びる。茎が一年で1m伸びることもある。専門書にそんなことを書いていました。でも、ここは・・・。
「なるほど」
よく育たない原因が分かった!○○○○(これも企業秘密)をすればいいんだ!
「成功!」
施工から一年以上たちました。秋田でもティフトン芝で芝生の校庭やターフグラウンドがつくれると自信をもって言えるようになりました。やった〜。
H16.07 完成直後、早くぐんぐんと成長してくれ!
H16.08 雨が多く、気温・地温が上がらなかった
H16.09 運動会に合わせて、園庭を開放 芝生はまだまだ
H16.10 芝生の生えていない部分の土がけずられて、あちこちに不陸が出てきた
H16.11 予想をはるかに超える成長の悪さ 冬枯れが始まる
H17.03 駐車場の雪も芝生の上に
H17.07 「一年たってもこんなものか」と、がっかり。しかし、管理ミスが原因であることが判明
H17.10 成功!来年は更に楽しみです!
校庭芝生化に関するアンケート
| 芝生校庭完成時期 | 植付工事完成 平成16年7月8日 本完成 平成18年春 *生育管理が不十分だった為、完成に時間がかかった |
|---|---|
| 芝草の種類 | ティフトン芝 100% |
| 芝生面の広さ(m²) | 校庭:1,200m² / 芝生面:1,000m² |
| 芝生化にかかった費用 | 芝生化費用 1,500,000円(経費別) 運営費 500,000円(芝刈り、施肥、除草) *昨年使用した肥料に雑草の種子が入っていたため、今年は大量に雑草が発生し除草作業だけでも40万円ほどだった |
| 芝生校庭完成時におこなったセレモニー | 来春に「芝生開き」の予定。 ぜひ、Mr.ピッチに来ていただけますようお願いします |
| 芝生化のメリット/課題 | (メリット)
冬季間の雪捨て場と駐車スペースの確保 |





































