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百年構想と各種活動

Jリーグ百年構想

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Jリーグ百年構想 芝生の学校応援企画

群馬県立 藤岡北高等学校

わたしたちの芝生校庭自慢

 私たちの学校のある藤岡市は群馬県の南西部に位置し、赤久縄山を源流とする鮎川の清流に沿った自然は四季折々の豊かさを感じることができ、また関越自動車道と上信越自動車道の分岐点として様々な産業が発達し、西毛地域を代表する都市になっています。
  私たちの学校は農業高校であり、生物生産科、環境土木科、ヒューマン・サービス科の3学科で構成され、選択コース制を導入して魅力ある農業教育を推進しています。
校庭芝生化のきっかけは、昨年、地元の造園業者(日本造園建設業協会の会員)の方から「校庭を芝生化してみてはどうですか」とのお話があり、農業高校として環境教育の充実、特色ある学校づくりをしたいとの考えから前向きに取り組みました。
 そして今年度、日本造園建設業協会、群馬県教育委員会の協力をいただき校庭芝生化が実現しました。この工事は業者の方々と一緒に、専門教育の充実を図るため、環境土木科生徒もできる範囲で工事に携わり、ご指導いただきながら計画・設計・施工しました。
 始めに校庭の測量をして図面を作成し、芝生の形状については授業や部活動になるべく支障がでないよう考慮して形状・面積(約5100m2)を決定しました。潅水施設は天候を察知するセンサーを備えた自動スプリンクラーを23カ所設置し、配管工事の掘削・埋め戻しなども経験しました。また、スプリンクラーの電磁弁や地下埋設のタンクを格納するための管理小屋も製作しました。芝生の種類は一年を通して緑の西洋芝を採用して3種混合(ペレニアルライグラス・トールフェスク・ケンタッキーブルーグラス)にしました。
西洋芝は播種工なのでグランドの黒土を客土して造成しました。そして6月の下旬に播種して目土をいれ工事も養生期間に入りました。苦労話としては播種して2週間後に関東地方に台風が上陸したため西洋芝の種子が雨水により流失してしまいましたが、大きな被害には至りませんでした。生徒は大規模な緑化工事を通して業界の方々から最先端の技術を修得することができ、今後は管理技術や環境改善に関するプロジェクト学習に取り組んでいこうと考えています。早速、9月から3年生の生徒を中心に毎日芝生、土、アスファルトの水分量やPHを計測しデータを収集して研究しています。
 西洋芝を播種してから早5ヶ月が過ぎ、現在は校庭の芝生が美しい緑に覆われています。芝生化により期待される効果としては熱環境の改善、騒音の緩和、飛砂の防止等の環境に関わる効果、運動意欲増進、眼病予防、傷害防止等の健康に関わる効果、専門教育・環境教育の向上、生徒のコミュニティ広場の形成など様々な効果が得られると考えられます。
 校長先生も校庭の芝生をみて「教育の場が緑おおき恵まれた環境で生徒の学習活動を展開でき、また地域に開かれた魅力と特色ある学校づくりを推進できるでしょう。」とのお話でした。生徒も「校庭が見違えるようになりました。」、「こんないい環境で野球やサッカーができて嬉しいです。」等本当に喜んでくれています。
 芝生化に伴い管理作業が必要になります。芝生の校庭は学校教育の場として、全校生徒で除草作業を行っています。また西洋芝は成長が早いため、教職員、生徒の協力のもと芝刈りも計画的に実施して美しい環境づくりに努めたいと考えています。
最後に、この校庭芝生化事業にご尽力いただいた、日本造園建設業協会並びに群馬県教育委員会の皆様方に感謝の意を表します。

芝生化事業の施工工程表
業務種別6月7月8月9月
タンク・ポンプ工事                        
電気工事                        
スプリンクラー工事                        
基盤改良                        
は種工事                        
養正工事                        
  • 業者より工事の説明

    業者より工事の説明

  • 現場の測量

    現場の測量

  • 配管用に掘削

    配管用に掘削

  • 配管状況

    配管状況

  • 残土処理

    残土処理

  • 残土の移動

    残土の移動

  • 黒土をまき均し

    黒土をまき均し

  • 貯水タンク埋設

    貯水タンク埋設

  • 有機肥料散布

    有機肥料散布

  • バイブロエアレーション

    バイブロエアレーション

  • スチールマット

    スチールマット

  • 転圧状況

    転圧状況

  • 播種状況

    播種状況

  • め砂散布

    め砂散布

  • ポンプ小屋製作

    ポンプ小屋製作

  • ポンプ小屋製作

    ポンプ小屋製作

  • ポンプ小屋屋根葺き

    ポンプ小屋屋根葺き

  • 発芽状況

    発芽状況

  • スプリンクラー

    スプリンクラー

  • 散水状況

    散水状況

  • ポンプ小屋内部

    ポンプ小屋内部

  • 種子の追い播き

    種子の追い播き

  • ほふく茎を出すため芝刈り

    ほふく茎を出すため芝刈り

  • 第一回芝刈り

    第一回芝刈り

  • 完成現状図測量

    完成現状図測量

  • 定時にデータ収集

    定時にデータ収集

校庭芝生化に関するアンケート
芝生校庭完成時期 17年9月30日
芝草の種類 ペレニアルライグラス10% トールフェスク60%、ケンタッキーブルーグラス 30%の3種混合
芝生面の広さ(m²) 運動場:約10,000m² / 芝生面:5,100m²
芝生化にかかった費用 芝生化費用 約900万
運営費 未定
芝生校庭完成時におこなったセレモニー 現時点ではなし
芝生化のメリット/課題 (メリット)
熱環境の改善、騒音の緩和、飛砂の防止等の環境に関わる効果、運動意欲増進、眼病予防、傷害防止等の健康に関わる効果、専門教育・環境教育の向上、生徒のコミュニティ広場の形成など様々なメリットが考えられます。
(課題)
管理費がかかることが課題です。

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