Jリーグ百年構想 芝生の学校応援企画
大阪市立 田辺小学校
わたしたちの芝生校庭自慢
昨年、地域の人から「学校の運動場を芝生にしませんか」というお話がありました。10月、運動場の芝生化をした住之江区の清江小学校で運動会があるというので出かけてみました。すると、子どもたちが緑の芝生の上を元気に走り回っていました。その姿を見て「本校も芝生にしたいな」という思いを強く持ちました。
その後、地域の人たちと相談をして、地域・学校・PTAの代表で作る「校庭緑化委員会」を発足させました。校庭緑化委員会では、専門家を招いて「運動場の芝生化」の学習会を開いたり、資金調達のためのバザーを行ったりしながら、運動場の芝生化を目指すことになりました。今年になり、大阪市がヒートアイランド対策の一環として、市内の小学校の運動場を芝生にするモデル事業が始まることになり、NPO法人芝スピリットの協力を得て、それに応募することにしました。
6月6日、子どもたちと地域の方々と一緒になって、運動場にほぐした芝をまきました。それからおよそ3ヶ月の間、朝夕の水やり、雑草抜き、肥料まきを地域の人たちと協同して行いました。そのおかげで、芝生は順調に成長し、9月1日にオープニングセレモニーを開くことができました。セレモニーでは、式典のあと、子どもたち全員で本校オリジナルの「水泳体操」をした後、Jリーグセレッソ大阪のコーチによるサッカー教室を開催しました。また、10月2日には、初めて芝生の上での運動会を行い、裸足で走り回る子どもたちの姿が見られました。
運動会が終わって、1週間後、冬芝の種をまきました。それから、およそ3週間、運動場の芝生を養生しました。すると、また緑のじゅうたんを敷きつめたように芝生がよみがえりました。
先日、学校新聞に載せるため、子どもたちに運動場の芝生化に関するアンケートをとりました。その結果、芝生になってよかったことで圧倒的に多かったのは「転んでも痛くない、けがをしない」でした。ついで「気持ちいい」「寝転べる」「裸足になれる」「虫が増えた」などが続いています。
本校は、校歌にも「水泳田辺」と歌われているように、水性指導の伝統校です。同時に他のスポーツも大変盛んです。そのため、運動場の使用頻度も高く、芝生の維持やメンテナンスに力を入れなくてはなりません。今後は、大人だけでなく子どもたちも一緒になって芝生を育てていく取り組みを進めていき、運動場の芝生を大切にする心を育てていきたいと考えています。
校庭芝生化に関するアンケート
| 芝生校庭完成時期 | 2005年9月1日 |
|---|---|
| 芝草の種類 | 改良芝(8.0箱)、ティフトン芝(3.0箱)、冬芝種子(50kg) |
| 芝生面の広さ(m²) | 校庭:3,000m² / 芝生面:1,500m² |
| 芝生化にかかった費用 | 芝生化費用 425万円 運営費 20万円(予定) |
| 芝生校庭完成時に おこなったセレモニー |
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| 芝生化のメリット/課題 | (メリット)
維持、管理 |












































