★J2優勝凱旋報告会での本谷祐一社長、ペトロヴィッチ監督、佐藤寿人選手コメントは【こちら】
18時を少し過ぎた頃、広島イレブンを乗せた「のぞみ号」は、広島駅のプラットフォームに滑り込んだ。充実感を漂わせた選手たちは、次々とエスカレータを下りていく。
そのエスカレータの下には、驚きの光景があった。100人はくだらない数の人たちが待ち構え、一斉に拍手を選手たちに浴びせたのである。
「おめでとう!」「よかったね!」
笑顔で待ち受けるサポーター。選手たちは驚きと、そして喜びが入り交じった笑顔を見せ、ゆっくりと歩いていった。
改札を出る。出迎えの拍手が、いたるところで起きている。優勝凱旋報告会が行われる広島駅南口地下広場に下りていく選手たち。すると、より一層大きな拍手が、選手たちを包む。サンフレッチェ・コールも巻き起こる。
すごい人の数だ。決して広くはないこの地下広場に、人の波がうねっていた。集まった数は、約2500人。地元マスコミも、こぞって取材に訪れた。
C大阪戦を広島市内で行われていたパブリック・ビューイングで応援していた人、広島市民球場最後の日ということもあって広島カープの試合を応援に行っていた人。子供たちから年配の方まで、たくさんの人々が、サンフレッチェを祝福するために集まってきた。
18時20分、選手たちが次々とステージに上がってくる。そのたびに、選手の名前が叫ばれる。盛大な拍手とカメラのフラッシュが地下広場に響く中、選手たちは照れくさそうにステージに揃った。
佐藤寿人の挨拶。昇格内定の日、あいさつで見事に噛んでしまっただけに、サポーターから「今日は噛まないようにね」と激励?が飛ぶ。
続いてペトロヴィッチ監督がドイツ語でサポーターに感謝の想いを伝え、本谷祐一社長が締めくくる。決して派手でもないし、言葉もそれぞれ短かったが、とても広島らしい、温かさが伝わるセレモニーとなった。
終了後、本谷社長にサポーターが次々と握手を求める。広報など、クラブフロントスタッフにも、サポーターが次々と握手を求めていく。誇張でも何でもなく、この優勝は選手とサポーター、そしてクラブスタッフが一丸となって勝ち取ったものなのだ。この日の光景をみて、そう実感した。
以上
2008.09.28 Reported by 中野和也




































