この季節がやってきた。夏だ!海だ!花火だ!そして…秋田だ!!
日本の夏は気温が高いだけでなく、湿度も高く、ましてや岐阜は多治見市に代表されるように、日本屈指の猛暑の地域。夏は開放的で、誰もがウキウキワクワクするが、その反面、うだるような暑さが人々を苦しめるなど、いい面、悪い面ある季節。
サッカーに話を向けると、うだるような暑さの中のプレーは、体力を急激に消耗させ、頭の回転やプレーの精度を鈍らせてしまう。当然連戦が続けば、疲労もたまり、選手にとってはコンディションの維持、パフォーマンスの維持を困難にしてしまう。
サッカー選手にとってはなかなかウキウキしない季節で、ウキウキしている選手がいる。それが岐阜の最年長プレーヤー・秋田英義だ。36歳という年齢ながら、左サイドバックとして、労を惜しまぬ運動量と高いアップダウン能力を誇り、チームに欠かせない存在になっている。
フィジカルも人並みはずれ、とても36歳とは思えない屈強さを誇る。さらにこんな伝説がある。彼の出身校である作陽高校(岡山県)で、彼が高校時代に残したスポーツテストの記録が、未だに破られていないという。当時、コーチだった野村雅之監督は、「彼の身体能力は本当にすごかった。どんなに走っても運動量が落ちないんだよね。特に夏場なんか、みんなばてているのに、彼はケロっとしていた」と、高校時代から彼の鉄人ぶりは健在だったことを明かしてくれた。
彼は今もなお、ピッチ上でダイナモとして躍動している。プロになってからは長くFWを務めており、激しいアップダウンが求められるサイドバックになったのは、岐阜に来てから。それだけでも驚きなのだが、今は彼ほどサイドバックに適任な人材はいないと思うほどにこのポジションをこなしている。
「夏は大好き。みんなばててきついと言うけど、僕は『もっと暑くなれ!』と思っています。暑ければ暑いほど動けるし、逆に相手が落ちてくるので、夏は本当に好きですね」
これは彼が7月生まれだから言える言葉か? いや、これは鉄人だからこそ言える言葉だ。まさに彼は鉄人だ。夏はまさに秋田の季節だ。今年、記録的猛暑に見舞われている日本列島。今、まさに彼の季節が全国的に訪れている。
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2010.08.03 Reported by 安藤隆人





































