5月21日の千葉戦を前に、熊本は19日のトレーニングを県民総合運動公園のサッカー場で行いました。このグラウンド、KKウイングや水前寺競技場などと違ってピッチが非常に近く、練習見学のサポーターにとっても、プレーしている選手たちの声や息づかい、監督やコーチの指示の声、そして心地良く響くボールを蹴る音などを、すぐ近くで感じられるのが魅力。
…なのですが、そうした環境に手を焼いていたのが、主務の宮内祐樹さん。紅白戦や練習試合を行う場合、チームの課題を見つけたり対戦相手の研究をしたりする上で欠かせないのがムービーですが、全体のバランスや選手の動きを見るには、やはりピッチを広く見渡せる俯瞰の映像にしなくてはいけません。しかしながら、今日のトレーニングを行ったグラウンドにはスタンドもなく、撮影に適した「高い場所」がなかったのです。
とは言え、そういう状況をただ受け入れて「できない」と判断しないのがやはりプロ。どこからか会議用のテーブルを持ってきて、その上にさらに脚立を置いて三脚をセットし、なんとか俯瞰の映像を撮れるポジションにカメラを構えることに成功。現状に満足せず、困難な状況を打破するために自ら的確な判断を下して瞬時に行動し、ミッションを実現する。そのスタンスは、まさしく今季のチームコンセプトに通じるものがありました。
過去の練習試合でも、用具置き場の屋根に登ったり、強風のため傘が飛んでいったりと、難しい状況や突然のアクシデントにも遭遇しましたが、その都度乗り越えることができたのは強い精神力あってこそ。撮影を終えた宮内さんに高い場所は苦手じゃないかと聞くと、「大好きです」との返答。これも、上を目指すクラブのビジョンにしっかりとフィットしています。
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2011.05.20 Reported by 井芹貴志




































