9月8日の練習に北九州の横手敏夫社長がケーキを持って現れた。…といっても珍しいことではなく、スイーツとともに「激励」に訪れるのは恒例行事。この場面を見るのは今年でもう3回目になる。そして、それに礼を述べる役が橋村祐太選手だというのもお決まりになってきた。
このお礼を述べる役を仰せつかっている橋村選手、徳島戦が行われる10日でようやく二十歳になる。北九州に在籍する日本人選手の中では最年少というだけあって、まだたどたどしさが残るのだが、この日の社長に向けた言葉は実に堂々たるもの。選手たちから拍手と笑いも同時に沸き起こった。
練習後に選手たちを後ろに従えながら、社長の前に立った橋村選手。
そこで述べた言葉をそのままここに書くことにしよう。
「いつもお忙しい中、激励に来ていただき、ありがとうございます。えっと、ひとつ、お願いがあります。ケーキもいいんですが…、勝利給アップもお願いします!気を付け、礼!」
思わぬ爆弾発言?にどっと沸き、横手社長もちょっとのけぞりながら苦笑い。
でも、話はここでは終わらない。
ベテランも多い北九州。ちゃんと老獪なフォローをする選手もいるのだ。
帰って行く社長に歩み寄ったのは長野聡選手。
「すみません、若いヤツが勝利給をアップしろなんてねぇ。勝ってから言えっていう話ですよね」と微妙なフォロー。その長野選手の態度を見ていた池元友樹選手は「探り探り言わないと」と茶化した。
なんだか和やかに丸め込まれていた横手社長だったが、果たして勝利給はアップするのだろうか。
にこにこしながら記者たちの前に現れた社長は「まず勝たないかんね……そう言おうと思ったんだけどね…」。
うむ。社長は言いそびれたようだけど、それは正論。そう、まず勝たないと。
橋村選手、二十歳の日にバースデーゴールなんてやってのけたら、夢の勝利給アップもあるかも!?
以上
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2011.09.09 Reported by 上田真之介




































