開幕を1週間後に控えた2月25日、熊本市の健軍商店街で「キックオフ応援祭&開幕決起集会」と題したイベントが行われた。これまでにもイベント開催やチームフラッグ掲出など協力体制を育んできた商店街とあって、アットホームな雰囲気の中で300名ほどのサポーターが訪れ、開幕への士気を高めた。
今回は同時に、サポーター主催でフリーマーケットを実施。東日本大震災からもまもなく1年が経とうとしているが、少しでも被災地支援を続けていく大切さを忘れないこともひとつの狙い。被災地の子どもたちをJリーグの試合へ招待するチケット資金に充てられればと、昨年はスタジアムで集めた募金を水戸ホーリーホックとの試合に持参したが、今年も引き続き、そのための募金活動を九州の他のクラブのサポーターと合同で継続していくことになった。
「サポーターとしての立場で何ができるか考えた。1年経った今も、サッカーをしたり見たり、好きなことを自由に楽しめない状況にある方がいることを忘れたらいけない。サッカーを見ると元気をもらえることをわかっているからこそ、現地の子どもたちに元気になってもらえたらという思いがあります」と、今回のフリーマーケットを企画したサポーターグループ代表の廣原圭輔さんは話す。
この日は40人ほどが衣類や雑貨、ゲームソフトなどを出品して路上で販売し、その売り上げは約9万円に上ったとのこと。開幕戦に乗り込むレベルファイブスタジアムでも、対戦相手であるアビスパ福岡のサポーターと合同で募金を呼びかける予定だという。
イベント会場ではこの後、根占真伍選手、田島翔選手、甲斐敬介選手の3人が登場してトークショーを行い、今季の意気込みなどについて笑いを交えて話したほか、3選手は商店街を1軒ずつ回ってチームポスターを配布しながら応援を依頼。選手がこうした形で商店街の店舗へ出向くのは今回が初めての試みだったが、「お店の方と直接触れ合えて、顔を合わせて声をかけられて良かった」と根占選手も話していたように、選手たちにとっても貴重な機会となった。また、イベント終了後は商店街の近くにある健軍文化ホールで池谷友良GMの講演会も行われ、地域との結びつきにおいて少しずつでも絆を深めようというクラブの意図が感じられるイベント内容となった。
今季の熊本のクラブスローガンは、「絆 ONE heart〜心をひとつに〜」。昇格という目標のもうひとつ先にある、「県民に元気を、子どもたちに夢を、熊本に活力を」というクラブ理念の実現に向け、気持ちも新たに戦いに挑む。
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2012.02.28 Reported by 井芹貴志




































