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【AFCチャンピオンズリーグ2013 浦和 vs 広州】プレビュー:虎穴に入らずんば虎子を得ず。浦和は勇気を持って広州恒大に挑む!(13.04.24)

未来を切り拓くためには勝つしかない。前節の全北現代戦、勝利目前の後半アディショナルタイムに同点に追いつかれた浦和は自力突破の可能性を失ったものの、まだ決勝トーナメントに進む道が閉ざされたわけではない。ただ、勝ち上がるためには残り2試合を連勝で乗り切ることが現実的には最低条件となるだろう。「勝点3しか必要ない」。森脇良太は必勝態勢で臨むと鼻息を荒くする。

広州恒大は十中八九、カウンターで浦和を沈めにくるはずだ。彼らにはリスクを負う必要性が全くない。首位を走る広州恒大と3位浦和との差は勝点6。彼らは引き分け以上で2位以内が確定するが、条件次第では負けても勝ち上がりが決まる。

残り2試合で浦和が連勝、広州恒大が連敗すれば勝点では並ぶことになるが、ACLのレギュレーションでは勝点で肩を並べた場合、(1)当該チーム間の勝点(2)当該チーム間の得失点差(3)当該チーム間の総得点という基準で順位が決まる(詳しくはこちら)。広州恒大はホームの開幕戦で浦和に3−0で勝利しているため、今回の試合で3失点以上しなければ浦和に上回られることはなく、予選突破が決まる。

広州恒大は開幕戦のホームゲームでもカウンター狙いできたチームだ。浦和のサッカーを分析し、もっとも脆い部分を突いてきた。今回の一戦でも浦和が前に出てくることはプレースタイル的にも状況的にもまず間違いないということはよく分かっているはずだ。勝ち方をよく知っているマルチェロ・リッピ監督が最善手を打ってこないとは考えにくい。

もちろん、そんなことは浦和の選手たちも重々承知している。森脇は「戦い方を変えてくることはないと思うし、僕らが攻めても外国人の3人は残ってプレーしてくると思う。カウンターが危険なので注意を払っていかないといけない」と話す。

広州恒大は開幕戦と同じように引いて守り、攻撃は外国人選手任せという戦い方で来るはずだ。攻め筋も開幕戦を踏襲してくるだろう。だが、浦和は相手が手ぐすねを引いて待っているのを分かっていても、前に出ていくしかない。

おそらく綱渡りのような戦いになるだろう。選手の口からは「あの時の失点はミスから奪われたものでそれ以外はいいサッカーができた」といった言葉が聞こえてきたが、そのミスに付け込もうとするのが相手の狙いだった。ミスというのはパスミスやキープミスだけではない。ポジショニングのミス、動きのミスといったものもそのなかに含まれる。Jリーグではミスがミスとして目立たないものが、広州恒大のようなチームを相手にすると致命傷につながる。それがACLの舞台だ。「一発があるので、こっちがペースを握りながらもリスクマネージメントをしながらゲームを進めていかないといけない」と平川忠亮も気を引き締める。

白星を挙げるためにはミスは許されない。しかし、失敗を恐れていては今の浦和のスタイルを表現することはできない。選手たちは絶対に軽率なミスが許されないなかでも、勇気を持ってリスクを冒さなければいけないという非常に難しい戦いを強いられる。だが、そのギリギリの攻防をくぐり抜けることができた時こそ、浦和の勝機は見えてくる。

以上

2013.04.23 Reported by 神谷正明
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