“人事を尽くして天命を待つ”という諺があるが、現在の松本が置かれている状況がまさにそれだ。
前節・長崎戦は火花散る熱戦となった。お互いがストロングポイントを発揮する一進一退の展開となり、スコアレスドローの結末も予感された88分、CKのチャンスを得た松本は岩上祐三のキックに合わせた飯田真輝が長崎ゴールネットを揺らした。この虎の子の1点をそのまま守り切り、敵地にて勝点3の奪取に成功。J1昇格プレーオフ進出の可能性を松本へと持ち帰ることが出来た。
とは言え、現在8位の松本は決して有利な立場にいるわけではない。逆転には今節の勝利はまず絶対条件で、さらに他会場の結果にも左右される。プレーオフ進出が決まる条件については今回も『J1昇格への道』に詳細を譲るが、得失点差が可能性のあるチームのなかで唯一マイナスという点を鑑みて、最善の結果=プレーオフ進出を勝ち取るにはどうするべきか――。先制した場合、された場合、他会場の結果含め、状況は刻一刻と変動するため、取るべき選択肢は無数にありそう。反町康治監督は眼前の90分間に集中させるためにあえて選手たちには「他会場の結果は伝えない」方針だが、「基本的にはいつも通りだが、ラスト数分ではやり方を変える必要も出てくる。(他会場の結果は)随時チェックしたい」と状況を加味しながら、選手起用・采配をリアルタイムで変えていく予定。ピッチ内外でまさに総力戦となりそうだ。また、飯田が警告累積で出場停止となり、飯尾和也の先発起用が予想される。怪我もあり、第11節・福岡戦から公式戦の出場はないが、トレーニングマッチでは90分間出場をこなすなど準備は万端。百戦錬磨のベテランのプレーにも注目だ。
その松本と相対する愛媛。今季新たに就任した石丸清隆監督のもと、ここまで12勝18敗11引き分けで17位という結果が示すように必ずしも満足のいくシーズンではなかったかもしれない。しかし反町監督は「順位こそ上位ではないが、非常に洗練されたサッカーをするモダンなチーム」と高い評価をしている。絶対的なエースこそ存在しないが、チーム最多得点のテクニシャン加藤大をはじめ、河原和寿・東浩史・渡辺亮太とアタッカー陣にはタイプの異なる好選手が揃っているため、どこからでも得点の出来る選手構成といえる。フォーメーションはお互いに3−4−2−1を敷いているため、ミラーゲームとなりそう。1対1の場面でどれだけ相手を上回れるかが、試合を左右する重要なファクターだろう。
2013シーズンも今節が最終戦となる。もちろんプレーオフ進出というミッションもあるが、まずはラストゲームをきっちり勝利で飾り、選手・スタッフ・サポーターが笑って終わりたい。その先に何があるかは、当日のお楽しみだ。
以上
2013.11.23 Reported by 多岐太宿
今日の試合
浦和 - 横浜FM - 14:00 清水 - 名古屋 - 14:00 岡山 - 福岡 - 14:00 川崎F - 千葉 - 15:00 広島 - C大阪 - 16:00 長崎 - G大阪 - 18:30 磐田 - 岐阜 - 13:00 仙台 - 山形 - 14:00 栃木C - 栃木SC - 14:00 群馬 - 横浜FC - 14:00 札幌 - いわき - 14:00 福島 - 甲府 - 14:00 藤枝 - 大宮 - 14:00 新潟 - FC大阪 - 14:00 今治 - 富山 - 14:00 金沢 - 奈良 - 14:00 鳥取 - 熊本 - 14:00 北九州 - 山口 - 14:00 鳥栖 - 滋賀 - 14:00 宮崎 - 鹿児島 - 14:00 相模原 - 湘南 - 17:00 琉球 - 大分 - 19:00






































