世間はブラジルワールドカップに熱せられているが、J2の長いシーズンは続く。5月の連戦を終え仕切り直しとなる今節、大分はホームに横浜FCを迎える。大分は勝点19で11位、横浜FCは勝点12で20位と、互いに波に乗り切れぬままシーズンの3分の1を終えようとしている。両者が勝点を積み上げられない要因は同じだ。得点力不足に尽きる。
大分は今週、「得点に特化した練習をした」と田坂和昭監督。前節の磐田戦の後半で見せたようなボールを保持し、攻撃の回数を増やすことに取り組んだ。田坂監督は選手の距離間、ポジショニングを細かく指示し、攻撃であればボールホルダーを追い越す走力、守備であればファーストディフェンスの判断、徹底を求めた。高木和道は「相手のポジションを見て、自分たちのポジションを柔軟に対応できれば、自分たちで主導権を握れる。守備はある程度安定しているので、あとは流れのなかで得点できれば勢いがつくと思う」と語り、伊藤大介は「ボールが回らないときは、僕とスエ(末吉隼也)が横並びになり、前にいけず受け身になった。攻撃の枚数を増やすために、もっと自分がボールに絡まなければいけない」と横浜FC戦に向け、得点を追求する。
フィニッシャーとして期待される後藤優介、風間宏矢は、連戦の疲れがあるもののキレのある動きを見せている。また、怪我明けの高松大樹、チェ・ジョンハンはコンディションが上がり、「2人が並べばパワー、迫力が出る」と田坂監督は前線の2枚の組み合わせを思考している。「選手個々が進歩し、チームの状態は矢印が上の方を向いている。あとは、どう結果につなげるか」(田坂監督)。指揮官の手腕の見せどころだ。
対する横浜FCも山口素弘監督が、どうチームを立て直すか見ものである。前節の試合後に「ゲームの流れは非常に良い流れだった。意図していたサイドからの攻撃も何回か見られた。あとは決めるというところが足りなかった」と振り返ったように、決定力の部分をいかに改善できるかが課題だ。連敗中ではあるが、大なたを振るチャンスである。メンバーの組み替えだけでなく、システムも変更することができる。大きな変革のチャンスと捉えれば、今節がターニングポイントとなりそうだ。
「メンバーを見れば個の能力、個性のある選手が多い」と田坂監督が警戒するように、タレントは十分揃っている。あとはきっかさえ掴めば、一気に順位を盛り返すことも可能だ。
得点力不足に苦慮するチームの対戦。点の取り合いになる展開は考えにくいだけに、1点を争う緊張感漂う試合になりそうだ。
以上
2014.05.17 Reported by 柚野真也
今日の試合
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