札幌は前節、アウェイで鳥栖と対戦して1-1のドロー。立ち上がりからうまくボールを動かしながら相手に圧力を掛け、少しずつチャンスを増やしていった中で、43分に中村 桐耶のリーグ初得点で先制した。しかし、後半の立ち上がりにオウンゴールで追いつかれると、その後は選手交代を織り交ぜながら運動量を増やしてスペースを突いてきた鳥栖に対して、後手に回る場面が増えて苦戦。危ない場面も目についたが、最終的には粘り強く守り、引き分けに持ち込んだ。
6月18日に行われたJリーグYBCルヴァンカップAグループ第6節・磐田戦は2-3で敗戦。引き分け以上で自力でのプライムステージ進出が決まる中、開始早々にルーカス フェルナンデスの得点で先制したが、ここからなかなか勢いが得られず。61分に同点とされ、その後は深井 一希のPKで再びリードしたものの、終盤に2点を奪われて逆転負け。他会場の結果によってプライムステージ進出は果たしたが、J2クラブに力負けした格好となってしまった。
一方、6月下旬の札幌市内に乗り込むC大阪は前節、ホームで神戸に2-1で勝利。前半から神戸にテンポよくパスを動かされ、引き気味の展開となったが、次第にその対応に慣れ、良い予測から攻撃に転じる場面を増やすと、後半の立ち上がりにジョルディ クルークスのヘッドで先制。直後に追いつかれたが、相手の攻撃を我慢強くはね返しながら好機を待つ。そして後半アディショナルタイム、相手のミスを見逃さなかった途中出場の北野 颯太がネットを揺らし、劇的な決勝ゴール。厳しい戦いを強いられながらも、見事に勝点3をつかみ取った。
直近のルヴァンカップEグループ第6節では、ホームでG大阪とダービーマッチを戦い、0-1で敗戦。立ち上がりから攻守の切り替えを意識して強度の高いプレーを演じるも、なかなか好機を作り出せず、37分にセットプレーから失点。後半は猛攻を仕掛けたが、相手の堅い守りに阻まれ、グループステージ敗退が決まってしまった。
そんな両チームの対戦だが、焦点はサイドアタッカーの攻防か。札幌には金子 拓郎や菅 大輝、ルーカス フェルナンデス。C大阪にはジョルディ クルークス、カピシャーバといったように、双方に突破ができて、精度の高いクロスを蹴れて、得点力もあるというハイレベルなサイドアタッカーがそろっており、彼らの活躍は注視に値する。ピッチを広く使うチーム同士による、質の高いバトルに期待したい。
[ 文:斉藤 宏則 ]

