明治安田J1第13節、京都と清水がサンガスタジアム by KYOCERAで対戦する。京都はリーグ戦で5試合ぶりの、清水は4試合ぶりの勝利を懸けてのゲームとなる。
ホーム・京都は2勝4分6敗の勝点10で、現在16位。前節はG大阪と対戦して2-2で引き分けた。前半に直接FKを決められて先制を許したが、福岡 慎平のフィードに反応した新井 晴樹が同点ゴールを決めると、後半にもFKから押し込まれてビハインドとなったが、試合終了間際に新井 晴樹のクロスを相手DFが処理し切れなかったこぼれ球を加藤 拓己が決めて、引き分けに持ち込んでいる。
試合後、ランコ ポポヴィッチ監督は「相手は(退場者が出て)1人少なくなった中でしっかり戦ってきましたし、われわれも1人多い中でボールを動かしましたが、相手陣やアタッキングサードにおける攻撃の精度は上げていかなければなりません」と数的優位を生かし切れなかった攻撃について言及している。
27日の火曜日には、AFCチャンピオンズリーグElite 2026/27(ACL Elite)リーグステージ第3節・ニューカッスル・ジェッツ(オーストラリア)戦をホームで戦って5-2で快勝。前半にPK2本を決められたところから、マルコ トゥーリオの2ゴールなどで逆転勝利した。
アウェイ・清水は4勝2分6敗の勝点14で、現在13位。前節は広島と対戦して、0-4で敗れた。前半終了間際にミドルシュートを決められると、後半の立ち上がりにも押し込まれる展開から追加点を奪われ、その後も失点を重ねてしまった。
試合後、吉田 孝行監督は「ズルズルとラインが下がって、相手を自由にさせて、失点をする。自分たちがやることをやっていれば、こんなに失点することはないです。そこは一人ひとりの強度が足りないと思います」と選手に奮起を促している。
両チームのJ1百年構想リーグでの成績は1勝1敗。J1百年構想WESTグループ地域リーグラウンド第2節では清水がオウンゴールで先制したが、京都は後半終了間際にラファエル エリアスのゴールで同点に追いつくと、PK戦を制して勝利した。同大会・第14節では京都がマルコ トゥーリオの先制点でリードするも、清水は後半に嶋本 悠大の決勝点を含め5分間で2ゴールを決めて勝利している。
京都はカップ戦も含めた9連戦の7試合目というハードスケジュールを戦う中でケガ人が複数いるなどチーム事情は厳しいが、前節は加藤 拓己がJ1初ゴールを決めるなど、古巣との対戦を前に調子を上げている。
注目選手は新井 晴樹。前々節・鹿島戦は2ゴール、前節・G大阪戦は1ゴールと同点ゴールにつながるクロスを供給しており、ACL Eliteでは4点目をアシストするなど、得点に絡み続けている。「大会が違ってもACL Eliteの勝利はチームの勢いになるし、個人として数字が出ているのは調子が良い証。これを継続していきたい」と話している。

得点に直結するプレーで好調を示す新井晴樹
清水は1週間の試合間隔が空いており、京都よりも有利なスケジュールでアウェイへ乗り込むことができる。課題はいくつかあるが、まずは2試合で9失点を許した守備の立て直しが急務だ。持ち味の堅守を取り戻した上で、ゴールを狙いにいく。
注目選手は須貝 英大と平戸 太貴。須貝 英大は百年構想リーグまで、平戸 太貴は9月まで所属した古巣との対戦となる。ともに京都が3位となった2025年の躍進に大きく貢献した選手で、今節へかける思いは強いだろう。また、木下 康介と高橋 祐治も古巣対戦となる。

古巣との対戦で存在感を示したい平戸太貴
試合は14時キックオフ。試合後には昨季限りで引退した宮吉 拓実さんの引退記念試合も行われる。秋が深まり寒さが増してきた中で、熱い試合が期待される。
[ 文:雨堤 俊祐 ]