仙台は秋田の守備を崩せずスコアレスドロー 徳島に勝利した山形が最後のプレーオフ出場枠を獲得！【サマリー：明治安田Ｊ２ 第42節】

明治安田生命Ｊ２リーグは23日に今季の最終節が行われ、残り1枠となっていたプレーオフ出場枠は山形に決まった。

6位の徳島との直接対決となった8位の山形は、15分にディサロ 燦シルヴァーノが先制ゴールを奪うと、58分にも再びディサロが決めて、2点のリードを奪った。さらに終了間際にはチアゴ アウベスがダメ押しゴールを奪取し、3-0と快勝を収めた。

7位の仙台はアウェイで秋田と対戦。しかしチャンスを作りながらも決め手を欠き、スコアレスドローに終わっている。この結果、勝点を64に伸ばした山形が徳島と仙台をかわして6位に浮上し、プレーオフ出場を決めている。

中村 俊輔の現役ラストマッチとなった熊本vs横浜FCは、激しい点の取り合いとなった。開始5分に熊本が杉山 直宏のゴールで先制するも、横浜FCは20分に小川 航基のゴールで同点に追いつくことに成功。しかし、後半立ち上がりに熊本は、杉山と髙橋 利樹が立て続けにゴールを奪い、3-1とリードを広げた。ところが54分、横浜FCは小川が1点を返すと、82分にガブリエウが同点ゴールを奪取。88分にはマルセロ ヒアンが値千金の決勝ゴールを叩き込み、劇的な展開で4-3と逆転勝利を収めた。

なお中村はスタメン出場を果たし、60分までプレー。得点にこそ絡めなかったが、正確なパスワークでチャンスを演出した。またこの日2ゴールの小川は、今季の得点数を26に伸ばし、Ｊ２の得点王に輝いている。

優勝を決めている新潟は、三戸 舜介の2ゴールで2-1と町田を下し、有終の美を飾った。東京Ｖは河村 慶人と佐藤 凌我のゴールで2-0と岡山に勝利。6連勝でシーズンを締めくくった。

アウェイで山口と対戦した千葉は、開始早々に先制されるも、後半に高木 俊幸のゴールなどで3点を奪い、3-1と逆転勝利を収めた。甲府は鳥海 芳樹と荒木 翔のゴールで2-0と岩手に快勝。敗れた岩手は最下位が決定した。

琉球は清武 功暉のゴールを守り抜き、1-0で大分に勝利。大分は勝てば4位浮上の可能性があったものの、5位でプレーオフに出場することになった。水戸は1-1で迎えた90+4分に唐山 翔自が決勝ゴールを奪い、2-1で群馬に勝利した。

ホームに長崎を迎えた大宮は、65分に柴山 昌也のゴールで3-2と逆転しながら、78分に追いつかれ、3-3で引き分けた。金沢vs栃木は、両者譲らずスコアレスドローに終わっている。

明治安田生命Ｊ２リーグ 順位表

■試合データ
秋田vs仙台
山形vs徳島
水戸vs群馬
大宮vs長崎
東京Ｖvs岡山
甲府vs岩手
新潟vs町田
金沢vs栃木
山口vs千葉
熊本vs横浜FC
琉球vs大分