明治安田J3リーグは後半戦に突入し、7月は19節から22節までの4節分が行われた。
FC大阪と栃木Cが首位争いを牽引するなか、驚きの躍進を遂げたのが八戸だ。7月は4戦全勝で、6月から続く連勝を6に伸ばし、前月終了時の4位から一気に首位に浮上した。
リーグ最少失点を誇る堅守に加え、20節の岐阜戦では5ゴールを奪取するなど攻撃にも迫力が生まれている。岐阜相手にハットトリックを達成した永田 一真をはじめ、中野 誠也と澤上 竜二の2トップも結果を出しており、この勢いが続いていく可能性は十分だ。
前月終了時で首位だったFC大阪は勝ち切れない試合が目立ち、2位に転落。栃木Cは22節の栃木ダービーに敗れたのが痛恨だった。
6節以降、負けなしを続けていた宮崎は、7月に入り突如失速。19節の八戸戦に敗れると、21節と22節にも連敗を喫し、1分3敗とひとつも勝利を挙げられず、3位から5位に順位を下げた。一方、1点差をモノにする勝負強さを示した鹿児島が3勝を挙げ、4位に順位を上げた。
6月に入って復調した鳥取は、7月も2勝を挙げ、10位に浮上。同じく2勝の琉球は13位にまで順位を上げている。
一方、栃木Cとのダービーマッチをモノにした栃木SCだが、19節からの3連敗が響き、前月の9位から15位にまで順位を下げた。
監督交代の讃岐は、金 鍾成監督の初陣となった20節の栃木SC戦こそ勝利を収めたが、その後に2連敗。同じく石丸 清隆監督が就任した岐阜も結果を出せず、それぞれ18位、19位と下位に沈んだままとなった。
最下位の沼津は19節に高知を撃破し、今季3勝目を挙げたものの、その後は結果を出せず、苦境から脱せなかった。




































