2025年10月1日(水) 18:00
勝負強さを示した八戸が首位の座を守る。無敗で乗り切った栃木SCがプレーオフ出場圏内を射程に【マンスリーレポート(9月):明治安田J3】
明治安田J3リーグは9月に26節から29節までの4節分が開催された。
首位を走る八戸は、9月も力強い戦いを保った。27節に宮崎に敗れ、5月以来となる黒星を喫したものの、鹿児島との首位攻防戦も含め、その他の試合はいずれも勝利。しかもすべてがウノゼロと勝負強さを示した。

栃木Cも3勝を挙げて、2位をキープ。今夏に加入したバスケス バイロンの存在感が際立った。鹿児島は7月以降負けなしを続け、9月に入っても3連勝と勢いを加速させたが、29節の八戸との首位攻防戦を落としたのが痛かった。
上位3チームがいずれも勝点9を加算した一方、前月終了時に4位だったFC大阪は、9月より藪田 光教新監督の下でリスタートを切ったものの、1勝1分2敗と思うように勝点を伸ばせず、5位に転落。代わって首位の八戸を撃破するなど2勝を挙げた宮崎が4位に順位を上げている。
調子を上げてきたのが栃木SCだ。8月を無敗で乗り切ったチームは9月に入っても勢いが止まらず、26節から3連勝を達成。29節の松本戦は引き分けに終わったが、22節から無敗を続け、7位に浮上。プレーオフ出場圏内となる6位の奈良との勝点差を2に縮めている。
栃木SC以上の勢いを見せたのが岐阜だ。9月は4戦全勝とし、19位から一気に14位にまで順位を上げた。7月から指揮を執る石丸 清隆監督のスタイルがようやく浸透してきた印象で、21歳の西谷 亮の活躍も光った。
監督問題に揺れた高知は9月に入り3連敗を喫したが、白石 尚久新監督が就任し、初陣となった29節の北九州戦で2-0と快勝。今後の巻き返しを予感させている。
群馬は唯一、勝利を挙げられず、1分3敗で18位にまで転落。最下位に沈む沼津は27節終了後に中山 雅史監督が退任し、鈴木 秀人新体制下でリスタート。初戦の奈良戦で勝利を収め、9試合ぶりの白星を掴んだものの、続く岐阜戦には敗れ、苦境から抜け出すことはできなかった。




































