日本代表は14日に国際親善試合でブラジル代表と対戦し、3-2で勝利した。
日本は4日前のパラグアイ戦からスタメンを4人変更。システムは3-4-2-1を継続し、GKに鈴木 彩艶、3バックは右から渡辺 剛、谷口 彰悟、鈴木 淳之介が並んだ。2ボランチは佐野 海舟と鎌田 大地が組み、ウイングバックは右に堂安 律、左に中村 敬斗を配置。2シャドーは久保 建英と南野 拓実が形成し、1トップには上田 綺世が立っている。
試合は立ち上がりから相手にボールを支配される展開となったが、強固な守備ブロックを形成し、相手にチャンスを与えない。逆に22分には堂安の突破からチャンスを生み出したが、最後は上田が押し込むことができず先制点を奪えなかった。
膠着した展開が続くなか、26分に鋭い縦パスで背後を突かれ、パウロ エンヒキに先制点を奪われてしまう。さらに32分にはガブリエル マルティネッリに追加点を許し、前半のうちに2点をリードされた。
苦しい展開に陥るなか日本は後半、怒涛の反撃を披露する。ハイプレスの強度を強めると、52分に敵陣で相手のパスミスを誘い、ボールをカットした南野が豪快な一撃を叩き込む。さらに54分に伊東 純也が投入されると右サイドの攻撃が威力を増し、62分にその伊東のクロスをファーサイドの中村がボレーで合わせ、同点に追いつくことに成功した。
勢いに乗った日本は71分に伊東のCKを上田が頭で合わせ、逆転ゴールをマーク。その後は選手交代でプレー強度を保ちながら、ブラジルの反攻に身体を張った守備で応戦。1点のリードを守り抜き、3-2でブラジルを相手に歴史的な初勝利を挙げた。
■試合データ
日本vsブラジル
