明治安田J2リーグは10月に32節から34節までの3節分が開催された。
前月終了時で首位だった水戸は、33節の千葉戦に敗れその座を明け渡したものの、続く札幌戦では勝負強さを示し、1-0で勝利。10月は2勝1敗で勝点6を加算し、順位表のトップを守った。
一時は首位の座を奪取した長崎は、34節の今治戦で勝ち切れず、2位で10月を終えた。もっとも19節から負けなしを続けるチームは、今月も敗れることなく、無敗試合を16に伸ばしている。
千葉は33節に首位の水戸を撃破する戦いを見せたものの、その他の試合では勝ち切れず、3位に留まった。仙台は34節の鳥栖戦で劇的な逆転勝利を収め、前月終了時の4位をキープした。
その他、5位の徳島から8位の磐田までがいずれも2勝を挙げたことで、上位陣は前月からの順位変動がなかった。3位の千葉から8位の磐田までの勝点差は5ポイントで、プレーオフ進出争いは混迷を極めたまま、残り4試合に突入することになる。

10月に躍進したのはいわきだ。唯一、3連勝を達成し、12位から一気に9位にまで浮上した。
残留争いに目を向けると、34節に磐田に敗れた愛媛の18位以下が確定。ここまでわずか3勝に留まり、4試合を残して降格となった。
19位の富山は32節に藤枝を下し、10試合ぶりの勝点3を手にしたものの、その後に2連敗。残留ラインとなる17位の熊本とは8ポイント差で、苦しい状況に追い込まれている。
18位の山口は1勝1分1敗で4ポイントを上積みし、勝利のなかった熊本との差をわずかに詰めた。残り4試合で勝点6差を逆転できるか。11月の戦いに注目が集まる。




































