明治安田J3リーグは10月に第30節から33節までの4節分が開催された。また雷の影響により中止となっていた第28節の金沢vs松本も行われた。一方で31節の松本vs宮崎はスタジアムにおける一部設備破損の影響により中止となっている(11月5日に代替開催)。
首位の八戸は10月も安定した戦いを披露した。30節の相模原戦から3試合連続の完封勝利を達成。33節の栃木Cとの上位対決には敗れたものの首位の座をがっちりとキープし、悲願の優勝&昇格に向け、また一歩前進した。
2位の栃木Cは32節に宮崎と引き分けたものの、その他の3試合では勝利を収めた。とりわけ大きかったのは八戸との首位攻防戦だ。終了間際のバスケス バイロンの決勝弾で勝利を掴み取り、八戸との差を2ポイントとしている。
3位の鹿児島は30節に栃木Cとの上位対決に敗れ、続く北九州戦でも勝ち切れず。その後に2連勝を達成したが、上位2チームとの差が拡大した。FC大阪は30節から3連勝を達成するなど、復調の気配を示した。宮崎は31節の松本戦が中止となったが、3試合で10ゴールを挙げる攻撃力を示し、プレーオフ出場圏内をキープ。10得点中6つのゴールを記録した橋本 啓吾のパフォーマンスが際立った。

10月に勢いに乗ったのは金沢だ。28節の松本戦も含め、5戦5勝と15ポイントを上積みし、前月終了時の9位からプレーオフ出場圏内の6位へとジャンプアップ。エースの土信田 悠生がゴールを量産し、守備の安定感も光った。
3勝1分と負けなしで乗り切った北九州は8位をキープ。一方で9月は好調だった栃木SCは2勝2敗に終わり、プレーオフ出場争いから一歩後退した。25節から連勝を続けていた岐阜は32節、33節と連敗を喫し、勢いを保つことができなかった。
下位では2勝を挙げた長野が健闘した一方、松本と高知は4戦全敗で、それぞれ15位と17位に順位を下げた。
最下位に沈む沼津は30節に高知を下したものの、その後に3連敗。順位を上げられず、厳しい状況に追い込まれている。
ちなみに10月に行われた40試合中、引き分けはわずか2試合(31節北九州vs鹿児島、32節宮崎vs栃木C)のみだった。




































