高知ユナイテッドＳＣはGK大杉 啓とGK井上 聖也の契約満了を発表しました。
大杉は昨季加入し、今季の明治安田Ｊ３リーグで25試合に出場。2021年より在籍する井上は、今季の同リーグでの出場はありませんでした（37節終了時）。
クラブを通じて両選手は次のようにコメントしています。
「わたしが生まれ育った静岡には、小さい頃から当たり前のようにＪリーグがありました。スタジアムの雰囲気や選手たちのプレー。歓声やブーイングも含め、あの舞台に憧れてサッカーを続けてきました。わたしがオーストラリアから帰ってきて、無所属が続き、サッカーを諦めそうになったときも、Ｊリーグの試合がまた夢を思い出させてくれました。わたしが高知に来た意味は、自分の人生を変えてくれたJリーグの舞台を高知に創ることでした。Ｊリーグを見に来た子どもたちが、ユナイテッドの選手として『Ｊリーガーになって、スタジアムでプレーしたい』と夢を抱ける舞台。試合を見に来たお客さんがワクワクや感動を感じて、また明日も頑張ろうと思えるような時間です。
結果的に、昨年のチームの一体感でＪリーグに昇格し、今年のチームのレジリエンスで高知にJを残すことができました。もっとやれることがあったと思うし、自分自身の力不足で退団になりましたが、高知で、誇れる仕事ができたと思っています。最後になりましたが、どんなときも大きな声援で支えてくださったファン、サポーターの皆さん。スポンサードやふるさと納税等でご支援くださった方々。高知ユナイテッドSCに関わる全ての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました！」（大杉）
「この度、契約満了に伴い高知ユナイテッドSCを退団することになりました。地元高知に帰って来て、5年の月日が経ち、長いようで、あっという間の5年間でした。5年間を振り返ってみると、天皇杯での快進撃、国体優勝、Ｊリーグ昇格と高知の歴史に残る日を、高知の一員として過ごすことが出来、Ｊリーグに昇格した時のピッチで味わった雰囲気は今でも鮮明に覚えていて、これからも忘れることはありません。
地元、高知にＪリーグをという思いで、大学卒業と同時に高知に帰って来ました。なかなか試合出場には恵まれませんでしたが、それでも、去年チーム一丸となり高知にJリーグクラブを作り、自分も小さい頃からの夢であったＪリーガーとして今年1年、高知ユナイテッドSCの一員として闘うことが出来、幸せな日々を過ごさせて頂きました。地元高知が好きで、その高知でＪリーガーになることが出来たからこそ、チームがどんな状況の時でも、現役を引退するまでは高知で闘おうと思っていました。
まだまだこれからと思っていた中で、契約満了となり、来年は高知で闘えないことは残念ですが、それでも多くのサポーターの皆様に支えられて、応援して頂いたからこそ、試合出場がなくても、5年間腐らずにトレーニングすることが出来ました。地元高知で、高知のスポンサー、ファン、サポーターの皆様の前で闘ってきた5年間は、自分の中で忘れることの無い時間であり、とても幸せな日々でした！
これからも高知の歴史は塗り替えられて行くし、高知ユナイテッドSCはまだまだ上に行けるチームだと思います。そのためには選手だけでなく、サポーターの皆様の力も必要です。どんな時もチームのために、たくさんの声援をしてあげて下さい。自分もこれからの高知の活躍を楽しみにしながら、陰ながら応援させて頂きます。先のことはまだ決まっていませんが、自分らしくどんな時も真面目に、精一杯過ごしていこうと思います！どんな形でも応援していただけると嬉しいです！本当にたくさんの応援ありがとうございました！」（井上）
