明治安田Ｊ１リーグは6日に今季の最終節（38節）が行われる。優勝争いは鹿島と柏の2チームに絞られた。首位の鹿島がこのまま逃げ切るか。1ポイント差で追いかける柏が逆転優勝を成し遂げるか。運命の最終決戦となる。
鹿島はホームに横浜FMを迎える。前節は東京Ｖを下し、14試合負けなしとした。殊勲の決勝点を挙げた松村 優太が今節も大仕事をやってのけるか。対する横浜FMはＣ大阪を下し、4連勝と勢いに乗る。4戦連発の植中 朝日が今節も攻撃のカギを握りそうだ。前回対戦では横浜FMが3-1で快勝を収めたが、果たして今回はいかなる決着を見るか。
柏はホームで町田と対戦する。前節は新潟を下し、5連勝を達成した。圧巻のハットトリックを達成した細谷 真大がこの大一番でも輝きを放てるか。町田は名古屋に勝利し、5試合ぶりに勝点3を手にした。前回対戦で快勝を収めた相手を再び撃破し、白星でシーズンを締めくくりたい。
京都vs神戸は3位と5位の対戦となる。両者の勝点差は1で、勝った方が上の順位でシーズンを終えることになる。京都は前節、横浜FCに競り勝ち、5試合ぶりの白星を掴んでいる。8戦ぶりにゴールを決めたラファエル エリアスが今節も結果を残せるか。神戸はFC東京と引き分け、4試合連続のドローとなった。勝ち切れない試合が続くなか、大迫 勇也の一発が期待される。
4位の広島はホームに湘南を迎える。前節は川崎Ｆを下し、2連勝とした。今季6ゴール目を決めたルーキーの中村 草太が、さらにその数を積み上げられるか。湘南は清水に勝利し、こちらも2連勝を達成した。2戦連発の小野瀬 康介が出場停止となるなか、代わってピッチに立つ選手が意地を見せたいところだ。
浦和vs川崎Ｆは8位と7位の対戦となる。浦和は前節、岡山を下し、4試合ぶりに勝利した。チームに勝点3をもたらした特別指定選手の肥田野 蓮治が今節も起用に応えられるか。川崎Ｆは広島に敗れ、3試合勝利がない。今節は得点源の伊藤 達哉が出場停止となるなか、他の攻撃時の出来がポイントになりそうだ。
FC東京はホームに新潟を迎える。前節は神戸と引き分け、3連勝はならなかった。過去対戦では11試合連続で負けがない（8勝3分）相性の良い相手を撃破し、今季の星を五分に戻せるか。新潟は柏に敗れ、18試合勝利から遠ざかる。すでに最下位でＪ２降格が決まっているが、20節以来の白星を掴み取り、来季へとつながる戦いを実現したい。
清水はホームで岡山と対戦。前節は湘南に敗れ、2連敗となった。得点力に課題を残すなか、今季限りでチームを去る乾 貴士がラストマッチで結果を残せるか。岡山は浦和に敗れ、10試合勝利なしとなった。初のＪ１で残留を決めたものの、終盤に入って苦戦を強いられている。昇格チーム対決を制し、ひとつでも上の順位へとたどり着きたい。
名古屋はホームに福岡を迎える。前節は町田に敗れ、3連敗となった。失点が続く守備組織を立て直し、苦しんだシーズンを勝利で締めくくれるか。福岡はＧ大阪に競り勝ち、5試合負けなしとした。5試合連続クリーンシートと堅守が際立っており、今季最終戦でも安定した試合運びを見せるだろう。
Ｇ大阪はホームで東京Ｖと対戦する。前節は福岡に敗れ、2試合勝利なしとなった。今節は最前線に立つデニス ヒュメットが出場停止となるなか、山下 諒也ら他の攻撃陣が意地を見せたいところだ。東京Ｖは鹿島に敗れ、こちらは3試合勝利がない。3試合連続で無得点に終わった攻撃陣の奮起が求められる。
Ｃ大阪はホームに横浜FCを迎える。前節は横浜FMに敗れ、連勝が3でストップした。4戦連発で得点ランクのトップに1点差に迫るラファエル ハットンが逆転での得点王獲得を狙う。横浜FCは京都に敗れ、3連敗となった。勝利した前回対戦でゴールを決めた山根 永遠が古巣相手に再び結果を残せるか。
■各試合の見どころをチェック
鹿島vs横浜FM
浦和vs川崎Ｆ
柏vs町田
FC東京vs新潟
清水vs岡山
名古屋vs福岡
京都vs神戸
Ｇ大阪vs東京Ｖ
Ｃ大阪vs横浜FC
広島vs湘南
