水戸ホーリーホックは8日、FW草野 侑己の契約満了を発表しました。
草野は2023年に加入し、今季途中よりレノファ山口FCに期限付き移籍していました。
クラブを通じて草野は次のようにコメントしています。
「水戸ホーリーホックに関わるすべての水戸ホーリーホックファミリーの皆さまへ。まずは、今シーズンのJ2優勝、そして悲願のJ1昇格、本当におめでとうございます。その歴史的瞬間を直接ピッチで共に迎えることはできませんでしたが、DAZNやSNSを通して見たあの光景は、胸が熱くなるほど感動しました。この結果は、これまでクラブに関わってこられた全ての方々、そして水戸を愛し続けたファミリーの皆さまの積み重ねが形になったものだと思っています。僕自身、今季は半年間でしたが、通算2年半、このクラブの一員として戦えたことを心から誇りに思います。今季は僕のチャントを作っていただき、あの歌声がスタジアムに響いた瞬間、その声に背中を押されながらプレーできた喜びと震えるような感動は、今でも鮮明に覚えています。だからこそ、そのチャントに応えられるようなプレーを見せられなかった悔しさも、同じくらい強く心に残っています。
昨季はプロ人生で初めてキャプテンマークを巻き、責任を背負ってピッチに立つことも多くありました。自分のためだけではなく、水戸ホーリーホックファミリーのために、ひたむきに戦うことの意味を深く感じた時間でした。サポーターの皆さんと本気でぶつかり合い、共に残留をつかみ取ったあの日々は、僕を選手としても、人としても大きく成長させてくれました。たくさんの想いがあるからこそ、このクラブを離れることは本当に悔しい。ですが、ここで得た経験を必ず力に変え、次こそ自分の手でシャーレを掲げられる選手になる。そして胸を張って『水戸での2年半があったからこそここまで来れた』と言えるように、これからもサッカー人生に全力で向き合っていきます。
最後になりますが、どんなときも僕を信じ、ユニフォームやグッズを手に取り、声を枯らして応援してくださった皆さん。本当に、本当にありがとうございました。皆さんの存在があったから、僕はどんな苦しい時期でも前を向くことができました。僕のサッカー人生はまだ終わりません。むしろここからが本当のスタートだと思っています。『ストライカーは30を超えてから』と言われるように、草野侑己も30を超えてからが本番です。クラブは変わりますが、これからも見守っていただけたら、僕はもっと強くなれます。来季、水戸ホーリーホックがJ1の舞台でシャーレを掲げていることを心から願っています。そして僕自身も、必ずどこかでシャーレを掲げます。2年半、本当にありがとうございました」




































