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人材育成

kashima

2015/07/08

「アスリート交流会」開催(鹿島アントラーズ)

7月2日(木)、鹿島アントラーズのトップチーム選手を対象に「アスリート交流会」が開催されました。

講師は、陸上トラック種目の世界大会で日本初のメダル獲得者であり、現役引退後は自ら様々な団体を立ち上げ、スポーツに留まらず社会、教育、研究に関する活動を幅広く行っている為末 大さん。

プロフェッショナルとはなにか、現役引退後キャリアの考え方などについて語ってもらいました。

まず、為末さんの考える「プロフェッショナル」についてお話がありました。プロフェッショナルとは「定期的に一定以上の結果を出せる人」であり、結果とは「価値を生み出すこと」ということでした。そして、その価値は「市場が評価する」ものであり、これらの考え方は、現役引退後のキャリアを考える基本的なロジックであるということを教えてもらいました。

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次に、為末さんの中学校から競技生活を経て、今に至るまでに経験されたことを紹介してもらいました。具体的には、18歳のときに世界の選手たちに敗北し400mハードルに転向したこと、初めてのオリンピックで味わった挫折経験、それから積極的に世界に挑戦して23歳で日本人初の陸上銅メダル獲得を達成したこと、プロに移行し2度目の銅メダルを獲得し現役引退に至った経緯など、そのときの映像も交えながらお話をいただきました。

最後に為末さんは選手に向けて、プロとして活躍するために、これからのキャリアを考える上で、一人一人が「スポーツの奥にあるもの」を考えてほしいということを話されました。そして、そのときに「自分は一体なぜサッカーをしているのか」という「原点」に戻って、今の自分を見つめ直す作業をして、サッカーを手段として、プロスポーツ選手として様々な価値をファン・サポーター、社会に提供して欲しいというメッセージを選手たちに投げかけました。

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交流会の中で、選手たちはメモをとりながら熱心に為末さんの講演を聞いていました。種目は違っても、一流のプロフェッショナルである為末さんの言葉は選手に多くのことを教えてくれました。また、年代にそってお話をしてもらったので、一人一人が自分と照らし合わせながらキャリアについて考えることができました。

交流会終了後、選手たちからは「サッカーという手段を使って市場に評価される価値を提供したい。引退後はスポーツ・サッカーで学んだことを生かして、これからのアスリートへ良いものを提供できるようにしたい」「実体験に基づくとてもよいお話でした。結果=価値を生み出すために、『次の一手を打ち続ける』ことをしていこうと思いました」「競技人生は限られている。限られた時間の中で何に時間を使うのか、コントロールできるものに意識を向けるという話があったように、自分にできることに力を注ぎたいと思う」「自分の限界は自分の考え方で変わるという話はすごく良いと思った」など、為末さんのお話におおいに刺激を受けた様子でした。

写真協力/鹿島アントラーズ

 

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