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人材育成

omiya

2016/10/21

「JリーグOB交流会」開催(大宮アルディージャ)

9月22日(木)大宮アルディージャでU-18選手34名を対象に「JリーグOB交流会」が開催されました。

講師は、元日本代表の北澤豪さん。現在は日本サッカー協会理事や解説者を務められています。また、サッカーの普及活動をはじめ、社会貢献活動としてカンボジアやアフリカ大陸の難民へのサッカー教室や講演活動など、様々な分野で活躍されています。

講演のテーマは「ユース選手としての意識」と「プロ選手としての意識」。

ユース選手の今だからこそ大事にすべき意識や気持ち、そしてこの先プロ選手として活躍するために必要なことを、北澤さんご自身の経験談やサッカー哲学を交えてお話していただきました。

交流会の冒頭、北澤さんは出迎えた選手に対して「今、どういう気持ちで拍手をして僕を迎えたのか?」と問いました。プロの選手になりスタジアムに入場すると、サポーターから拍手で迎えられる。そのサポーターの気持ちを受け取るには、まず自分が相手に気持ちを込めて行動し、その気持ちを吸収できる自分でいることが大切だと、プロ選手の意識について触れられ、緊張感のある空気の中、選手たちの集中力が高まりました。

大宮① 大宮②

ユースの選手の時期に大切なこととして、人生の計画を考えることをお話されました。学生時代を過ぎると、勉強する時間が減ってしまうので、サッカーと同時に勉強もしっかりすること、将来を考えればサッカーだけでなく、違うこともやれる自分でいることも必要だと選手たちに伝えられました。

また、「自分のサッカー哲学」を考え始めることもこのユース年代で大事だと強調されました。北澤さんは、小学生のときから今でもサッカーノートをつけることを習慣として継続されているそうです。自分の経験を振り返って、読み解くことで、これまでの自分の経験を次へ活かし、勝負事でブレずに人生のチャンスをつかんでいくことができると、熱くお話されました。北澤さんご自身も「自分のサッカー哲学」を常に見直し、調子が悪くなったら必要な要素を具体化して、状況を改善していくそうです。

そして、プロ選手としての意識では「気持ち」の大切さをお話されました。3名の選手に「サッカーを大事にするポーズ」を表現させ、各選手が思い思いの表現をして盛り上がりました。「自分の大事なサッカーを片手で扱うのではなく、自分たちはサッカーを通して、同じようにサッカーを大事に思ってくれているサポーターの気持ちにお返しをしていかねばならない」と、プロ選手の立場を伝えられました。

大宮③ 大宮④

「自分のサッカー哲学」を考え、プロになって何を残せるのかを考えておくこと。そして、自分の環境、自分が属したチームに感謝すること。北澤さんは選手一人ひとりの顔をしっかり見ながらお話されていました。

参加した選手からは、「自分のサッカーとチームのサッカーを改めて見つめ直して、勝てるチーム作りをしていけるようにしたい」、「チームの哲学だけにとらわれるのではなく、そのなかに自分の哲学を混ぜていくことが大切だと感じた」、「思いが差を生むという言葉が一番印象に残った」、「今後の人生計画、自分がどうしていきたいかをしっかり決めたい」、「具体的な目標を持ち、そこから逆算して行動していきます」などの感想が寄せられ、これからプロを目指す選手たちにとって、たくさん気付きのある時間となったようです。

写真提供/大宮アルディージャ

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