ブラウブリッツ秋田の皆さん、２０１７明治安田生命Ｊ３リーグ優勝、そしてクラブ初タイトルの獲得おめでとうございます。
３クラブが優勝に絡む三つ巴の激闘となりました。決して優位ではない状況で、選手達は最後まで諦めずによく力を出し切りました。2014年のJリーグ入会後、クラブに初めてのタイトルをもたらした杉山 弘一監督の手腕も見事でした。ここに至るまでのクラブ関係者のご苦労は相当のものであったと思います。クラブを支えたファン・サポーターの皆様にも、本日の逆転優勝は忘れがたいものとなったことでしょう。クラブに関わる全ての皆様の努力を称えます。
私が初めてブラウブリッツ秋田のホームスタジアムを訪れたときに、試みとして「あんべ悪りぃ天気のなが」と秋田の言葉で場内アナウンスがなされたことが思い出されます。親しみの持てるクラブ作りを進めようとするクラブの姿勢が印象的でした。サッカークラブが文化として成熟するためには長い年月を要します。広大な土地面積を誇る秋田県のすみずみにブラウブリッツ秋田の活動を広めることは、決して容易なことではありません。しかし、クラブが一丸となって、スタジアムを魅力ある空間に磨くことを怠らず、サッカー文化の萌芽を大切に育てていけば、ブラウブリッツ秋田が県民に愛される存在になれる日も決して遠くないはずです。
本日の素晴らしい功績が秋田県の活性に少しでも役立てられるよう、そして、これから先のブラウブリッツ秋田の長い歴史とともに、本日の優勝が末永く語り継がれるよう、クラブの一層の奮起を期待します。
Ｊリーグの活性を目指し創設した明治安田生命Ｊ３リーグの4シーズン目が幕を閉じます。今年は初めて明治安田Ｊ３全試合をDAZNでライブ配信し、これまで以上に多くの方にご覧いただくことができました。最終節の最後の1分まで白熱した試合を繰り広げた全ての選手・チーム関係者に心から感謝いたします。
公益社団法人 日本プロサッカーリーグ
チェアマン 村井 満
