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FUJI XEROX SUPER CUP 2017

札幌
札幌

5年ぶりに挑むJ1。クラブの目標である「定着」に向け、まずはなりふり構わず残留し、目標達成への道を作る

今季のみどころ

5シーズンぶりにJ1の舞台へと姿を現す北国の雄、札幌。クラブとしての中長期的な目標は「J1定着」という、継続的に安定した戦績を挙げ続けるものではあるが、久しぶりにトップリーグで戦うこととなる今シーズンに限定すれば、やはり定着に向けた足掛かりとして、どんな形でも残留を果たしたいところ。クラブ発足20周年という節目の昨年に見事、J1昇格とJ2優勝を果たしているため、次の20年に向けた新たな第一歩としても着実な礎を築きたい。

「戦い方としては、やはり昨年のものがベースになる」と就任3年目の四方田 修平監督。昨シーズンは全員守備による組織的な堅守と、そこからのシンプルな速攻を貫いてJ2で独走状態を作り上げた。コンセプトはそのままに、より精度や強度を高めることでハイレベルなリーグで生き抜いていくつもりだ。

補強のコンセプトも明確。兵藤 慎剛(←横浜FM)、早坂 良太(←鳥栖)、横山 知伸(←大宮)ら、豊富な運動量を誇り、複数ポジションをこなせる献身的なハードワーカーを中心に新戦力を迎え入れた。個人で勝負を決める派手な選手は皆無に近いが、玄人好みの堅実な戦力アップを果たしており、また、既存の戦力ともポジション争いが見込まれる編成であるため、昨シーズンまでのメンバーの成長をも促し得る補強と言えるだろう。

手堅い補強と、地道な戦力アップで「どんな形でもいいからJ1に生き残る(都倉 賢)」という明確な目標をクラブ全体で共有し、2001年以来のJ1残留に挑む。

Reported by 斉藤 宏則

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