今節、清水はホーム初勝利を狙い、C大阪はリーグ戦初勝利を狙う。両チームとも前節で初黒星を喫しており、連敗は避けたいところだ。
清水の前節は横浜FM戦。前半は相手のプレスに苦しみ、ボールをなかなか前に運ぶことができない。その中で32分に小池 龍太にカットインからシュートを決められる。43分には立田 悠悟のフィードが吉尾 海夏にブロックされ、ボールはそのままゴールに吸い込まれて2失点目。清水は前半のシュートがゼロに終わり、後半はFWとして久しぶりの出場となった岸本 武流が2本のチャンスを作るが決め切れなかった。
「前半、相手のハイプレスに対して受け身になってしまったところがあった。後半は、より背後を狙うということを意識しながら、逆にチャンスを作れたところもあったと思うので、そこで決め切れるかどうかというのは今後の課題になってくると思う」と平岡 宏章監督は話す。これまではたとえ前半が劣勢であっても、後半に盛り返して終盤にゴールを決めることが多かった。そのパターンで得点を奪えなかったことが響いた。
ただ、今節で清水に追い風となるのは、C大阪に対してホームで5連勝しているということだ。ホームでは2016年にJ2で対戦したときに敗れたが、2005年以降公式戦での敗戦はその一度だけ。清水としては圧倒的な相性の良さを生かして、今季のホーム初勝利を成し遂げたい。
一方のC大阪は、前節でFC東京と対戦している。23分、自陣でボールを奪われると、アダイウトンの折り返しから紺野 和也に先制点を奪われてしまう。「立ち上がり、強度の高いプレスに対して、相手のファーストラインをかいくぐれなかったことがすべて」と小菊 昭雄監督が試合後に話したように、内容としても清水の前節と酷似している。
40分に丸橋 祐介のクロスから奥埜 博亮がヘディングで狙うもGKに阻まれ、78分には直接FKから山中 亮輔がゴールを強襲。終盤にも清武 弘嗣のボレーが枠に飛ぶが、これもGKのセーブに遭って得点とはならない。61分に青木 拓矢が2枚目のイエローカードで退場して1人多いという状況を生かすことができず、決定力不足が響いて敗戦を喫した。
両チームとも、前節の反省をどれだけ生かせるかがカギになりそうだ。
[ 文:田中 芳樹 ]

