ホームのFC東京は前節、日産スタジアムに乗り込んで横浜FMと対戦した。結果は1-2で敗戦。12分に先制を許すも、23分に追いついて前半を終える。しかし、チャンスの数で上回った後半は決定力を欠き、アディショナルタイムに決勝ゴールを叩き込まれてうっちゃられた。
王者相手に決して引けをとらず、互角以上に戦える時間帯もあったが、残るのは最後の最後で負けてしまった事実と悔しさ。ピーター クラモフスキー監督の下で戦う後半戦は、前々節まで4勝1分1敗、そのうち5試合で完封を飾るなど一定の成果は出ているが、まだまだ伸びシロがあることを突きつけられた一戦でもあった。
試合直後、古巣戦に挑む形となっていたピーター クラモフスキー監督は「痛み」という言葉で敗戦を表現。「選手たちは強いパフォーマンスを出すために献身的に必死に戦ってくれたが、結果を出せなかったことを残念に思っている。この痛みをもっと自分たちの力に変えられるように強くなりたい」と続けた。
その痛みを晴らす絶好の機会となるのが、今節と言っていいだろう。今季ここまでリーグを引っ張ってきた強豪を相手に白星を飾れれば、チームとしての成長を示すことができる。
前節は欠場し、今節での復帰が濃厚な松木 玖生は強く意気込んだ。
「国立では負けていないし、今回も圧倒的にアドバンテージがあるようなホームの感じを作ってくれると思う。絶対に負けられない試合になるし、相手は上位のチームなので、しっかり食って順位を少しでも上げられるようにしていけたらいい」 昨季から国立でのゲームは3戦全勝と相性は滅法良い。その好データも自信とし、勝点3を積み上げたい。
アウェイの神戸は前節、ホームで柏と対戦。前半終了間際に先制点を許す展開となったが、今季二度目の途中出場となった大迫 勇也が同点ゴールを決め、勝点1を手にした。その結果、勝点で並んでいた横浜FMと差は広がってしまったが、2ポイント差と射程圏内。今節もきっちりと勝点を積み上げ、追走したいところである。
今季の神戸はここまで14勝6分4敗。未勝利の翌節を振り返ると、白星を飾れていないのは一度のみ。その引きずらない力が上位に居続けられている1つの理由だろう。国立に乗り込む今節。前節で負傷し、全治まで現時点で約1年の見込みであることが発表された齊藤 未月のためにも勝利をつかみたい。
[ 文:須賀 大輔 ]


