ホームの京都は6勝7分11敗の勝点25で、現在17位。前節は磐田と対戦し、前半に先制点を奪われたが、後半に相手のオウンゴールとラファエル エリアスの来日初得点により2-1で劇的な逆転勝利をつかんだ。試合後、曺 貴裁監督は「1点やられてしまいましたが、そのあとにブレずに我慢して、交代選手も含めて良い時間帯で2点を取れた」とチームが粘り強く戦えるようになってきたことを勝因に挙げている。
中断期間には『Jリーグインターナショナルシリーズ2024 powered by docomo』でドイツ・ブンデスリーガのシュトゥットガルトと対戦。2023-24シーズンのブンデスリーガ1部で2位と大躍進を果たした相手に一時は3点リードを奪うなど健闘を見せており、最終スコアは3-5で敗れたが、収穫のある試合を展開している。
アウェイの名古屋は9勝4分11敗の勝点31で、現在12位。神戸と対戦した前節は、22分にパトリック、54分に稲垣 祥が得点を決めて2-1のリードで終盤を迎えたが、90分以降に2失点を許して逆転されてしまう。だが試合はそれで終わらず、ラストプレーで獲得したPKを稲垣が決めて、3-3と乱打戦の末に引き分けた。試合後に長谷川 健太監督が「展開的には勝ち切りたい試合でした」と話したように、リードを守り切れずに勝点3を逃したことと、アウェイから勝点1を持ち帰ったことの両方に焦点の当たる結末となっている。
両チームの前回対戦は5月に行われた第16節。京都は豊川 雄太が後方からの浮き球パスの落ち際をダイレクトボレーで叩き込む見事なゴールで先制。しかし、名古屋も相手陣深くまで攻め込んだ状況から椎橋 慧也のシュートが相手DFに当たってコースが変わり、ネットを揺らして1-1で引き分けている。
今季ここまでの順位では名古屋が上を行くが、6月以降の成績を切り出してみると、名古屋が1勝2分5敗と苦しんでいるのに対し、京都は4勝3分1敗と好調だ。その要因は守備の改善にあり、連敗を食い止めた名古屋との前回対戦から失点が減少傾向にある。良い流れを継続させて、ホームのサポーターの後押しも受けて勝利を目指す。一方の名古屋は、6月以降で敗れた試合はすべて1点差と大崩れはしていないが、なかなか上位進出へのきっかけをつかめずにいる。中断期間に立て直しを図った成果をこの試合で発揮したいところだ。
中断期間には、両チームともに選手の出入りがあった。京都は、23-24シーズンでスペイン2部に属していたバジャドリードの1部昇格に貢献したルーカス オリヴェイラをクルゼイロ(ブラジル)から期限付き移籍で獲得。名古屋は京都へ期限付き移籍した米本 拓司(※この試合は契約により出場できない)の後釜として、菊地 泰智を鳥栖から完全移籍で獲得した。一方で欧州から復帰したばかりの相馬 勇紀は町田へ完全移籍している。
試合はサンガスタジアム by KYOCERAで19時キックオフ。この日はスタジアム場内の店舗においてビールが半額で提供され、先着7,000名にはフードが400円オフになるクーポンも配布されるなど、夏の夜の観戦にうれしいサービスも実施される。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

