プレシーズンマッチの『ちばぎんカップ』で千葉に3-0と完勝した柏は、明治安田J1開幕戦で福岡に1-0で勝利。途中出場・垣田 裕暉の“おしゃれヒール”からジエゴがストライカー顔負けの一発で決勝点を奪った。
一方の川崎FもAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)リーグステージ第7節・浦項(韓国)戦で4-0と勝利すると、J1開幕戦の名古屋戦でも4-0と圧勝。続く18日に行われたACLEリーグステージ第8節・CCマリナーズ(オーストラリア)戦も2-0で勝利し、公式戦3連勝を飾っている。
新監督を迎えてここまで無失点で戦い抜く両チームによる対戦は、好ゲームの様相を呈する。柏は第1節でのパス総数がリーグトップの750本を記録し、2位・C大阪の574本と大差をつけている。さらに選手スタッツでも、パス総数のランキング上位6人のうち[3-4-2-1]の3バックとダブルボランチの計5人がランクインするというスタイルの変化が大きく表れている。
対する川崎Fは、長年の連係と個による攻撃の鋭さを維持しつつ、“長谷部カラー”の堅守を取り入れる。高井 幸大と丸山 祐市のCB陣を中心に守備ブロックを敷いて相手の進入を許さず、ボールを奪ったらすかさず縦に速い両サイドアタッカーが仕掛け、エースの山田 新が仕留める形だ。
リカルド ロドリゲス監督の熟練されたポゼッション攻撃と、長谷部 茂利監督の熟練されたブロック守備のどちらに軍配が上がるかも見どころの1つだろう。両指揮官の過去の対戦成績を見ると、徳島や浦和を率いていたリカルド ロドリゲス監督が4勝3分3敗だ。
柏の注目は、今季から新たに9番を背負う細谷 真大。三協F柏で初お披露目となる“ナンバー9”は福岡戦を「前半は難しい展開になりましたけど、焦れずにやっていたら先制点を取れた」と振り返りつつ、今節に関しても「まずはしっかり焦れずに組み立てていって、チャンスがあったら仕留めるのを続けていきたい」と意気込む。
柏の元9番でエースとして活躍した工藤 壮人氏は、初めて9番を背負って迎えた2013年、ホーム開幕戦のJ1第1節・川崎F戦で9番としての初ゴールを決めている。細谷 真大もそれに続き、今季の得点量産にはずみをつけたいところだ。
また、前節の決勝ゴールをアシストした垣田 裕暉も「川崎Fはビルドアップがうまい選手がいっぱいいて、こっちもビルドアップをしていくチームなので、それを上回ってやっていかないといけない」と語っている。
一方、川崎FはACLEに出場していることで連戦となっているが、結果を残していることで各選手の調子も高まっているはずだ。この勢いで、リーグ開幕2連勝を飾りたい。昨季J1で19ゴールとブレイクを果たした山田 新は、名古屋戦で得点を記録。前述した柏の細谷 真大、垣田 裕暉らとの“ストライカー対決”にも注目が集まる一戦だ。
[ 文:藤井 圭 ]
