「スポーツは、気持ちの部分で前向きに戦えるかどうかがとても大事。アグレッシブさを出すことや、最後のところで集中力を見せること。自信を持って戦えているときと、不安な中で戦っているときでは(プレーへの影響も)大きく違う。前へ前へという気持ちを出すことが監督の仕事だと思っている」 25日の練習では、合流しているレアンドロ ダミアンが元気な姿を見せていた。「選手全員が勝利を求めている中で結果が出ないのは残念だが、練習はしっかりやっている。勝てるように引き続きやっていきたい」と話し、出場への意欲を見せていた。彼が万全の状態で前線に君臨するのならば、ゴール前でのパワーは間違いなく増す。もちろん、宮代 大聖や山田 新、それにルヴァンカップの浦和戦でゴールを決めた瀬川 祐輔もいる。川崎Fのアイデンティティーは、やはり攻撃。得点を重ねることでペースをつかみ、勝利に近づきたい。
柏は井原 正巳監督体制になり、前節は首位の神戸相手に押し気味に試合を進めて、引き分けている。このところ、先発から遠ざかっていた山田 康太がスタートから出て勝点獲得に貢献し、左SBで出場した片山 瑛一も特長を見せた。連敗中の川崎Fに対して勝点を積み上げ、順位を上げていきたい。
川崎Fの登里 享平は柏について、以下のように話した。
「監督が代わって、開き直りもあるかもしれない。神戸と引き分けて、リスタートという感じだと思う。連敗している自分たちのスキを突いてくると思うので、しっかりと戦わないといけない」 それに川崎Fのキャプテンである橘田 健人は、「どのチームも、フロンターレを倒そうと普段よりも強い気持ちで戦ってくる。順位などは関係ないし、負けないように強い気持ちで臨む」と述べていた。
両者の対戦成績は、直近9試合で川崎Fが6勝3分と圧倒的に優位な結果が出ている。ただ、昨季は1-0、1-1とスコア的にも接戦に終わっている。前回対戦は柏のホームで行われ、小林 悠が先制点を挙げるも、ドウグラスのゴールで柏が追いついている。柏としては守備で中央を閉めて危険なエリアから相手を遠ざけ、小屋松 知哉や細谷 真大を走らせて、カウンターを狙うのも有効になるだろう。川崎Fはマルシーニョが肉離れで全治約3カ月の離脱が発表されており、カウンターの威力では柏のほうが上か。
川崎Fはリーグ戦3試合ぶりの、柏は4試合ぶりの勝利を目指す戦いは、28日の17時から等々力陸上競技場で行われる。天気も崩れなさそうで、サッカー日和の中で開催される試合になりそうだ。
[ 文:田中 直希 ]


