柏は前節、敵地で浦和と対戦。立ち上がりに先制点を許すと、そこから失点を重ねて85分までに4失点を喫する厳しい展開に。終盤に細谷 真大が意地を見せて1点を返したものの、1-4で大敗し、5試合勝ちなしとなった。ネルシーニョ監督は「前半はわれわれが今週何もしてこなかったかのような出来だった」とコメント。また、「勇気を持って自分が掲げた目標にひた進むこと、パーソナリティーを常に持って相手に恐れることなく立ち向かう姿勢がいかに重要かということを選手たちに説いた」と話し、改善を求めた。
現在の柏において浮き彫りになっているのが失点数の多さ。堅い守備をベースに勝点を積み重ねてきたが、直近5試合で喫した失点数は『16』。細谷は「最初のプレッシャーが掛かっていないと思う。なので、うまくボランチを使われながら前節・浦和戦もボールを前進させてしまった」と守備がハマらない理由を語る。前線からうまく相手のビルドアップを制限できるかどうかが、今節もカギになりそうだ。「2トップがうまく相手のDFとボランチを消すというのが、いま監督から要求されていること。まずボランチをつぶせれば、相手の流れを止められるのではないかと思う」(細谷)。
そして、今節は右ウイングバックで主軸として活躍していた大南 拓磨が出場停止。川崎Fとの前回対戦では柏の右サイドからマルシーニョに突破を許して決勝点を許しただけに、今節もポイントの1つとなりそうだが、誰がこのポジションを任されるのか。今季出場機会確保に苦しむも、走力に自信のある北爪 健吾は代役候補の1人。「良い結果を出したいし、意地を見せないといけない」(北爪)と意気込んでいたが、指揮官の選択はいかに。
一方、アウェイに乗り込む川崎Fは、14日に開催された直近の明治安田J1第22節において、敵地で名古屋と対戦。61分に橘田 健人の今季初ゴールで先制に成功したものの、74分に同点弾を許して勝点1を分け合った。第29節・広島戦に続く連勝とはならず、首位・横浜FMとの勝点差は『5』に開いたが、鬼木 達監督は「押し込まれる時間もあった中、選手は踏ん張って勝点1を取った。それをプラスにしていきたい」と捉えた。
柏と同様、川崎Fもメンバーのやり繰りに頭を悩ませることになりそうだ。右SBのレギュラー・山根 視来は累積警告により出場停止で、脇坂 泰斗は名古屋戦の後半途中に担架でピッチ外に運ばれて交代を余儀なくされた。脇坂の出場可否は不透明だが、仮に出場できないとなれば、鬼木監督はこの2選手に替えて誰を送り出すのか。中2日と厳しい日程下での選手起用に注目だ。
2017年以降の戦績を振り返ると、川崎Fは柏に対して無敗で、7勝2分と高い勝率を誇る。今節はその相性の良さを再び見せる形となるのか。それとも、柏がホームで対川崎F戦6年ぶりの勝利を挙げるのか。注目の一戦は9月17日19時キックオフだ。
[ 文:藤井 匠 ]
