今季リカルド ロドリゲス監督を招聘し、スペクタクルなサッカーを展開する柏。ここまで4試合で3勝1分と無敗をキープし、首位に立っている。
一方の鹿島は鬼木 達監督を新たに迎え、明治安田J1開幕戦こそ湘南に敗れるも、そこから3連勝。柏を1ポイント差で追う4位につけている。
互いに注目したいのが、好調な2トップだ。柏は前々節・C大阪戦、1点ビハインドの後半から垣田 裕暉と木下 康介の2トップを採用。体の強さを武器に前線で起点となる垣田 裕暉、最終ラインの背後を突く木下 康介と互換性の高い2人がそれぞれゴールネットを揺らし、2-1と逆転勝利を果たした。前節・浦和戦では、その2人が先発に名を連ねて躍動した。浦和戦でも1ゴールを決めた垣田 裕暉にとって、鹿島はアカデミー時代から過ごした古巣。昨季の対戦では取れなかったゴールを奪って、3戦連発といきたいところだろう。
そして、眠れるエース・細谷 真大の覚醒にも期待が高まる。開幕からの2試合は先発出場していたが、前述のC大阪戦と浦和戦はベンチスタート。今季から“ナンバー9”を背負うストライカーに、新番号での初得点が生まれるかにも注目したい。
対する鹿島は、ここ数年エースとして活躍してきた鈴木 優磨の相棒として、C大阪からレオ セアラを獲得。2人は第2節・東京V戦で2ゴールずつを決めて4-0の完勝に貢献すると、鈴木 優磨は前節・FC東京戦でもPKから1ゴールをマーク。レオ セアラとの好連係で、より高いパフォーマンスを発揮している。2トップにボールを当てながら攻撃を組み立てて、柏ゴールを脅かしたい。
注目の一戦に向けてリカルド ロドリゲス監督は、鹿島の印象を「鹿島アントラーズさんは偉大なクラブですし、クオリティーの高い選手をそろえています。強度の高い守備をしてくるし、局面においてボール奪取能力の高い選手がいます」と語りつつ、試合展開についても「難しい試合になるのは間違いないです」と話す。
3バックの中央、もしくは左でも出場の可能性がある古賀 太陽は「やっぱり鹿島、鹿島だなという印象です」と話し、したたかさについて言及。その上で「(鈴木 優磨とレオ セアラの)2トップをどれだけ抑えられるかで、試合の結果がすごく大きく変わると思っています」と警戒。相手の前線にはチャヴリッチや、将来のエース候補・徳田 誉も控えており、油断はならない。
垣田 裕暉と木下 康介、そして細谷 真大。対するは鈴木 優磨とレオ セアラ、そしてチャヴリッチや徳田 誉。両クラブが誇るストライカーたちのパフォーマンスがより結果に直結することだろう。
昨季の最終節でJ1残留を決めた柏は、そこからわずか約3カ月で首位までたどり着いた。この地位を譲らないためにも、鹿島を撃破して勢いを加速していきたいところだ。好スタートを切った鹿島としても、ここで調子の良い柏を破ることで、トップへの視界が広がっていく。この大一番を制するのは、どちらのチームか。
[ 文:藤井 圭 ]
