直近2年の対戦成績は、新潟から見て1分3敗。2023年のJ1昇格以降、未勝利の相手だが、ホームで戦えるアドバンテージを生かして今季初勝利をつかみたい一戦だ。
ホームの新潟は、ここまで3分3敗で19位。勝ち切れない試合が続いている。今季J1で未勝利のチームは新潟と名古屋のみ。待望の勝点3を手にして、浮上を図りたい。
国際Aマッチウィークを挟んだため、J1は2週間ぶりの開催となる。この間、新潟はJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド1回戦でJ3八戸と対戦し、PK戦の末に2回戦へと勝ち上がることに成功した。スコア上は1-1(PK4-2)となるが、ようやく“初勝利”を得られたことは、リーグ戦につなげていきたい好材料だ。
リーグ戦で引き分けた3試合はいずれも、リードする展開から追いつかれて勝点2を落とす形だった。樹森 大介監督は「リーグ戦は、良かったのに勝ち切れないところがあった。八戸戦は、後半から本当に良くなかった中で、しっかり勝てたことを良いほうに捉えて、リーグ戦に向かっていきたい」と語った。継続課題である、セットプレーとクロスからの失点への対策も、今週はいつもより1日多い練習日の中で取り組んでいる。
注目選手は小見 洋太。練習試合で点を決めてアピールすると、八戸戦で今季公式戦初のスタメン出場。「とにかく結果で証明することが一番アピールになると思う」と言うとおり、セットプレーのこぼれ球に反応すると右足を振り抜いて先制点を記録し、チームに勢いをもたらした。昨季は初得点を決めてから、公式戦で連続して結果を出していただけに、期待がかかる。
また、三次キャンプで負傷して離脱していた小野 裕二が練習に合流しており、古巣戦が復帰戦となる可能性もある。頼りになる闘将がチームに活を入れてくれるだろうか。八戸戦で出場のチャンスをつかみ、好プレーを見せた吉満 大介や千葉 和彦ら、新潟のスタイルを熟知しているベテランたちの活躍にも注目だ。
一方のG大阪は、ここまで3勝3敗で7位につけている。前節はアウェイで横浜FMと対戦。試合の流れは握っていたものの、横浜FMに一瞬のスキを突かれ、遠野 大弥と植中 朝日が個で運んで仕留めた2点に屈した。
20日のルヴァンカップ1回戦ではJ3高知と対戦し、前節で3試合ぶりに復帰した宇佐美 貴史と、唐山 翔自が今季公式戦初得点をマーク。後半は高知の猛攻撃を受けるも粘り強くしのいで1点の反撃に抑え、2-1で勝利している。
両者の共通点は、6得点10失点という数字。G大阪は、勝った3試合(カップ戦を含めば4試合)は先制しており、1点差の勝負をモノにしている。一方で負けた3試合はいずれも先制を許している上に複数失点を喫している。今季リーグ戦初勝利を目指す新潟としては、先制して畳みかけ、複数得点を挙げることができれば理想的だ。
勝負のキワを制して、勝ちを引き寄せるのはどちらになるか。
[ 文:野本 桂子 ]

