ホームの川崎Fはこの試合を中2日のスケジュールで迎えることとなる。直近の第9節・町田戦は勝点1の獲得にとどまり、3連勝とはならなかった。それでも、前半開始早々に橘田 健人、30分過ぎにジェジエウが負傷交代するアクシデントに見舞われたことや、1点リードから逆転を許した展開を考えれば、2位につけていた町田とのアウェイでの対戦で1ポイントを持ち帰ってきたことは評価できる。同点ゴールとなった河原 創の一撃はチームを救うシュートであり、勇気をもたらした。
7連戦の4試合目ということでコンディション的には難しさもあるだろうが、うまく選手を入れ替えながら戦えるかがカギを握る。町田戦ではベンチスタートながら、橘田 健人に代わって緊急出場した山本 悠樹は「町田戦でケガ人も出てしまった中で、チームとしての力も試されていると思う」と話し、横浜FMについては「監督が代わって、やり方も変わって、なかなか結果がついてきていないと思うけど、それでも前線にタレントはいるので、チャンスを作らせないことが大事かなと思う」と警戒していた。
ちょうどケガ人が出てしまったCBでは、町田戦でメンバー外となった高井 幸大のコンディションがどうなのか。ボランチでは、2試合続けてメンバーから外れている大島 僚太の状態はどうなのか。ピッチに立てば軸となる彼ら2人の出場可否も気になるところである。
勝てば勝点を『18』にまで伸ばして首位に浮上できる。町田戦後には、ゴール裏から横浜FM戦を意識したチャントが歌われるなど、同じ神奈川県に本拠地を置くチーム相手に絶対に負けられないゲームとなる。総力を結集させ、“長谷部フロンターレ”一丸で勝利を奪いたい。
一方の横浜FMは直近の第9節・東京V戦が5日に行われたため、今節に向けては中3日の準備期間がある。連戦の中で準備期間が1日多いというアドバンテージを生かしたい。
チーム状況に目を向けると、開幕からわずか1勝と元気がない。今季からイングランド国籍のスティーブ ホーランド監督を迎えた中、新たなトライをしている最中であるが、結果だけを見れば苦しんでいる様子が伝わってくる。その中でも特に気になるのは得点の部分だろう。ここまで4得点はリーグワーストの数字であり、現在は3試合連続ノーゴールと、近年のトリコロールの強さを支えてきた圧倒的な攻撃力が完全に影を潜めている。
チームが目を覚ますためにも、勝利をつかむためにも、いま必要なのはゴール。ライバルとのダービーマッチでそのきっかけをつかみたい。
[ 文:須賀 大輔 ]


