川崎FにとってはAFCチャンピオンズリーグエリートの戦いから帰国後に始まった5連戦の最終戦であり、ホーム4連戦の締めくくりとなる。11日の明治安田J1第16節・鹿島戦こそ逆転負けで落としたが、その後は“ホーム・等々力”で勝点を積み上げてきた。14日の第14節・横浜FC戦と18日の第17節・C大阪戦では連勝をマーク。今季初の3連勝を目指して戦った21日の第13節・浦和戦は、ラストプレーで追いつかれて勝点1にとどまったが、ホームアドバンテージを生かしながら超過密日程を勝星先行で進んできている。
「リーグ戦なので勝点を積んでいくことが一番大事です。もちろん『3』が良いですけど、アクシデントなどで時々『1』もあるので、それは受け入れないといけない。基本的には勝点を積んでいくという考え方です。たまに『2を失った』と聞かれたり表現されたりする人もいますけど、そういう考えはあまりないです」(長谷部 茂利監督) たしかに浦和戦はダメージの残る終わり方で、目前で3連勝を逃した悔しさは大きい。しかし、今季は苦しむ時間が長かった瀬川 祐輔に今季初ゴールが生まれるなどポジティブな要素も多く、内容としても悪いものではなかった。試合翌日、長谷部 茂利監督は失点場面の修正を求めつつ、切り替えを強調したという。
「『もう少し詰められるところはあったんじゃないか』というニュアンスで選手たちには話しました。でも、昨日みたいなことは少ないほうが良いですけど、時々あることですし、逆もあるので。最後のワンプレーだったので悔やまれますけど、チームとしてそこは修正していこうという方向性でやっていかないといけないですね」 今節もしっかりと勝点を積み上げ、この連戦を締めくくりたい。
対して、G大阪は難しい局面を強いられている。前々節から広島、神戸に敗れて今季二度目の連敗となった中、21日に行われたJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド3回戦ではJ2の磐田に足をすくわれた。
前半のうちにデニス ヒュメットが先制ゴールを決めるところまでは問題なかった。しかし、後半に追いつかれると、延長戦までもつれ込んで110分に失点。アウェイの地で120分の戦いを強いられた上、敗退に追い込まれた。
リーグ戦において3連敗となれば今季初であり、9位からさらに降下してしまう可能性が高いだけに、ここは踏ん張りどころとなる。準備期間が短い中でチームとしてどう立て直しを図れるか。経験豊富な選手は多いだけに、ピッチ上の目線をそろえて川崎Fに立ち向かいたい。
[ 文:須賀 大輔 ]


