2日に高知県立春野総合運動公園陸上競技場で行われた天皇杯ラウンド16では高知ユナイテッドSCを1-0で退け、準々決勝進出を決めた。高知ユナイテッドSC戦ではターンオーバーなどは実施せず、主力で臨んでおり、中3日で迎える今節は疲労も気になるところ。それでも、1週間前のバイエルン・ミュンヘン戦で18分に途中交代した脇坂 泰斗は練習をフルメニューでこなしており、負傷離脱していたマルシーニョも合流。出場に向けて調整しているが、マルシーニョは復帰直後ということもあり、「持久系のところを上げていきたい」とコメントしている。ゲーム体力の面では不安が残るだけに、再発を予防するためにも限定した時間での出場になるかもしれない。
G大阪戦に向けて、鬼木 達監督は「ここで勝利できれば、(次節・)神戸戦でまた勝点を縮められるチャンスになる」と話した。G大阪については「攻撃がシンプルになった印象もある。それはボールのつなぎ方にも反映されている」と述べている。
そのG大阪は直近7試合で6勝1分と、第14節までわずか1勝だったチームが一気に勝点を獲得して上昇している。イッサム ジェバリが前線でタメを作り、ネタ ラヴィ、ダワン、山本 悠樹の中盤3枚を中心にゲームの主導権を握ることに成功している。鬼木監督が話したように、細かいパスに固執せず、イッサム ジェバリにボールを当てていくことも増えた。そうして相手陣でのプレーを増やし、タレントを生かすことで勝利を積み重ねている印象だ。
脇坂はG大阪の中盤との攻防について、「攻撃だと2対1、3対1にして選択肢を多く作ることが大事。守備では逆に1対1の局面を作って、攻撃を連続させずにぶつ切りにすることが必要」と展望していた。[4-3-3]の『3』による中盤のせめぎ合いにも注目だ。
G大阪は左SBの黒川 圭介が出場停止で不在。右SBの半田 陸も負傷離脱しており、ここまで出場機会の少なかった選手がSBを務めることになりそう。家長 昭博や山根 視来、それに登里 享平とマルシーニョらがいるサイド攻撃を封じることができるかは、試合のポイントになりそうだ。
ともに調子を上げているチームであり、熱戦は必至。真夏の夜の一戦は、夏休みで子どもたちも多く来場することが予想される。スペクタクルな試合を期待したい。
[ 文:田中 直希 ]


