6日に敗れた清水の秋葉 忠宏監督は、リベンジを誓ってエディオンピースウイング広島をあとにした。
「このまま0-3で終わっておめおめと帰るわけには絶対にいきませんから、4日後にもう1回この地で、スタジアムも満員になると聞いていますので、その中で必ず広島さんにリベンジする。そういう姿を全員で何がなんでも見せられるように、いまから最高のリカバリーをして、また日曜日に勝負したいと思います」 10日にEピースに戻ってくる清水は、熱き指揮官の下で強い気持ちを持ってピッチに立つに違いない。天皇杯では[4-2-3-1]の布陣でスタートし、56分に新加入の髙橋 利樹を投入すると2トップに変更した。「良い面と悪い面、いろいろ出た」と評価していた指揮官がどういう戦略を立てて臨んでくるかも注目される。
広島は自信を持って今節を迎えられるだろう。3得点を挙げた攻撃陣は途中出場した選手も含めてそれぞれが充実したパフォーマンスを披露し、守備陣も無失点に抑えて変わらぬ安定感をチームにもたらしている。17日ぶりの公式戦となった天皇杯は、チーム全体の状態が良いことを感じさせる内容でもあったため、今節も引き続き良いパフォーマンスを維持していけるかがポイントになる。
前田 直輝が「やりづらさはあります。清水さんも『同じ相手に二度負けるか』という気持ちで絶対に来ると思う。自分たちがそれに呑まれないように、自分たちが主導権を握るように、また準備したい」と話したように相手に負けない気持ちの準備が大事になるが、Eピースで最高のムードを作ってくれるに違いないファン・サポーターとともに戦えるメリットを生かして、立ち上がりから勢いよく前に出ていきたいところだ。
また、清水に新加入したアルフレド ステファンスと広島に新加入したキム ジュソンが、チームにどんな力をもたらしていくのかも注目していきたい。
そして、被爆地で活動するクラブチームとして8月6日前後のホームゲームを『PEACE MATCH(ピースマッチ)』と位置づけ、サッカーを通じて核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現に向けた発信を行っている広島は、今節を『PEACE MATCH 2025』として開催する。
被爆80年の節目を迎える広島から「平和を願う心」を広く国内外に伝える催しも行われる中、8月6日『原爆の日』にも広島で対戦した縁ある両チームには、サッカーができる喜びを存分にピッチで体現し、フェアに、かつ激しく、熱く、戦い抜く姿を見せてもらいたい。
[ 文:寺田 弘幸 ]
