「立ち上がりから支配できていたと思いますし、ライン間のマテウス サヴィオをうまく使いながら、効果的なビルドアップができていたと思います。セカンドボールを回収することもでき、非常に良い仕事ができたと思います」(マチェイ スコルジャ監督) ただ、こうした場面にあまり慣れていなかったからか、相手に退場者が出てからは少し雲行きが怪しくなった。その流れのまま、最後に失点を喫してしまう。
「終盤は少しカオス的な展開となりました。人数が1人多くアドバンテージがある中で、良いゲームコントロールができなければいけないと思います」(マチェイ スコルジャ監督) 「後ろから見ていると、ボールの動かしが遅くなってしまい、一人ひとりが持つ時間が長くなっていました。試合が終わる前にピッチの中で解決しないといけない」(西川 周作) ともかくも、逆転優勝に向けて負けられない試合が続く中、苦手としていたアウェイ戦で勝利を挙げたことは大きかった。今節の名古屋戦、アウェイで敗れた前回対戦の借りを返すことができれば、よりはずみがつくだろう。ただそのためには、前節対戦した横浜FCとは異なる名古屋のスタイルに対応しなければならない。
その名古屋は、13日に行われた天皇杯ラウンド16・東京V戦から中2日での連戦。浦和が連戦となっていた前回対戦時とは対照的な日程で、その東京V戦は勝利したもののGKシュミット ダニエルが負傷交代。また稲垣 祥がフル出場するなど主力のプレータイムもかさんだが、ホームの浦和戦で完勝を飾った良いイメージも残っているだろう。浦和としては油断するわけにはいかない。
「名古屋はクロスが得意なチームで、2トップと和泉(竜司)の良い連係が見られます。そして前回対戦よりも強力なチームになっていると思います。マンツーマンでマークしてきますので、そのチャレンジも待っています」(マチェイ スコルジャ監督) 今季の浦和はハイプレスのチームに苦戦しているが、構える相手よりも出てくる相手を得意にしてもいる。相手の1stラインさえかいくぐることができれば勝機は高まるだろう。前節で2得点に絡んだ金子 拓郎は意気込む。
「自分はマンツーマンがけっこう得意なほうだし、1枚はがせば相手はズレるしかなくてビッグチャンスが生まれると思うので、1対1の部分はよりこだわってやっていきたいです」 前節は勝利に大きく関与しつつも、自身の得点は挙げられなかった。しかし、ポジショニングの修正などにより得点の足音が近づいている。小森 飛絢に続いて、金子 拓郎らウイングにもゴールが生まれ始めれば、今度こそ浦和にブーストがかかるはずだ。
[ 文:沖永 雄一郎 ]
