ホームの横浜FCは前々節から神戸、G大阪と関西クラブとのアウェイ2連戦を戦い、結果は1勝1敗。昨季王者の神戸を相手に“虎の子の1点”で勝利し、7連敗という長いトンネルを脱出できたことはもちろん大きな一歩。ただし、「勝った次こそが大事」(三浦 文丈監督)と話していた中で、前節・G大阪戦は状況判断での選択ミスや守備時のエラーの重なり合いで複数失点を喫し、今季四度目の逆転負けとなってしまった。
“最後まであきらめずやり切る姿勢”は、三浦 文丈監督がチームに落とし込みたいテーマの1つ。攻撃については徐々にその成果が見え始め、監督交代後の3試合は決定機も増え、いずれもアディショナルタイムにゴールが生まれている。
一方、G大阪戦で見えてしまった守備の問題点や失点シーンについては、週明けにしっかりと振り返りミーティングを実施。コーチングスタッフから全選手に向けて良いプレーと悪いプレーについて細かくかつ、丁寧に提示されたことがうかがえる。
「ミスや敗戦で、積み上げてきたものの全部がなくなるわけではない」(ンドカ ボニフェイス)。できることも少しずつ増えてきている中、今節こそ攻守両面で、“あきらめずやり切る”を徹底し、5月10日に行われた第16節・福岡戦以来の、ホームでの勝利を目指す。
対する東京Vは前節、広島を相手に0-3の敗戦を喫した。シュート数では相手を上回ったが、優勝争いを繰り広げる広島に1本の決定機で決め切る質の差を見せつけられた格好だ。8月1日に秋田から完全移籍で加入したDF井上 竜太にとっては、ほろ苦いJ1デビュー戦となった。
連敗は今季四度目。今季初の3連敗を避けるためにも、今節は3試合ぶりのゴールを是が非でも奪いたい。アウェイでアグレッシブなチームカラーを発揮し、結果をつかみ取れるか。なお、前回対戦は4本のシュートで2ゴールを奪い、横浜FCから完封勝利を収めている。
勝点差は『9』。この一戦で順位が入れ替わることはなくとも、ボトムハーフの両チームにとって残留を果たす上で重要な試合であることは間違いない。互いに勝点3だけを目指し、しのぎを削り合う。
[ 文:青木 ひかる ]
